この記事はいぬすきーアドベントカレンダー15日目の記事です
https://adventar.org/calendars/11502
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犬を迎えてからおよそ半年が経った。
うちの犬は保護犬で、お試し生活であるトライアル開始から7か月、正式譲渡から6か月。
保護犬であることを中心に、お迎え前後の流れや、現時点でのインプレッションのようなものを残しておこうと思う。
これまでブログにちょこちょこと書いていた情報もあるとは思うが、ご容赦ください。
基本情報
外見や年齢など
黒柴に似た柄の、体重12キロの雑種犬。女の子。3歳。

性格は人が好きで、ビビり。いろんな音にびっくりしがち。その一方、わりと天真爛漫でポジティブだと思う。はっちゃけるととても元気。
ケガをしているところを愛護センターに保護され、保護団体へ。
そのため来歴は不明だが、人間のことは「みんななんとなく自分のことが好きで、オヤツぐらいはくれるだろう」と思っている節があるので、人間から怖い目にあわされたことはないと思われる。
どんな人間なのか?
中年夫婦2人。もともと猫が好きで、動物全般が好き。犬の飼育経験はなし。身近に飼っていた人もいない。2、3年ほど譲渡会などに足を運び、段階的に犬を知っていった。
犬の好きなこと:お散歩、食べること! でも、人間の食べ物を奪うほどの積極性はない。人にくっつくこと。定位置のソファでくっつくのがベスト。ロープ系のおもちゃを噛み噛みすること。外でタオルをゆわえたものをくわえてぶんぶん振り回すこと
無関心:ぬいぐるみタイプのおもちゃ。ダンスなど飼い主の奇行
嫌だな~:お留守番
嫌いというか怖い:車。突発的な音全般、複数人数の人間がしゃべりながら歩く、子どもの声、自転車が段差でたてるガタッという音、あと風の音。
あとなんだろう……動物病院は診察では怖がるが、処置が終わると獣医さんや看護師さんをペロッとなめるし、病院を出ると「なんだかんだ人間にかまわれたな~」みたいな顔をしているので、おそらく大嫌いというわけではないっぽいし……
トイレ:外派。というか外でしかしない。それゆえ、1日2回~の散歩はマスト
なぜ保護犬?
保護猫カフェに通っていたので、「保護動物がたくさんいて、次々に保護団体にやってくる」ことを知っていたこと。
どんな動物を迎えるにせよ、子どもでなくて大人でかまわないと思っていたこと。性格をだいたい把握したうえでお迎えできるので、むしろ大人のほうがよかった。雑種犬でもというか、できれば雑種がよかったこと。これは見た目の好みが大きい。
犬の場合、犬種による性格や気質の違いでもしつけの方向性や必要量運動量が変わってくるし、散歩をするので問題行動はときに対人問題に直結する。なので、犬種はもちろん、親犬の気質も含めて選ぶ人もいるのは知っているが、本犬の性格を把握しているボランティアさんから説明を受ければ問題ないかな……というスタンス。
うちに来ることが決まるまで
もともとチェックしていた保護団体の犬。預かりボランティア(保護犬の里親が見つかるまで自宅でその面倒をみるボランティア)さんのInstagramで里親募集しているのを見て、かわいい、賃貸の規約内のサイズ、うちでもお世話できるかも、かわいいと思ってお見合いを申し込んだ。公園でのお見合いとお試し散歩を経て、その日にトライアルが決定。
お見合い時に、「ものすごく運命を感じた」とか、「犬に認められた」といった手ごたえはなかった。ただ、かわいくて元気で、怖がりなのに好奇心旺盛なところがかわいいと思った。道行く中学生男子が「あ、かわいい~」と言ってくれたときは、「そうでしょう、そうでしょう」と思った。それぐらい。
お迎え準備から正式譲渡まで
犬の出身保護団体はお迎えまでに踏む段階や約束事は多めだと思うが、我々としてはいずれも納得できるものだった。
・トライアル開始前に、犬を連れての環境調査
犬に家をチラ見せしてちょっと慣れさせる&実質は脱走防止対策のアドバイス。トライアルまでにその対策を実施し、ボランティアさんに写真を送ることが求められる。
もともと保護猫のお迎えを考えていた我々にとって、脱走防止対策をするのは当然に思えたし、家に来て「100均で買えるワイヤーネットをこう組み合わせて~」と具体的にアドバイスをもらえるのはとても助かった。
動物保護団体は「脱走により、譲渡した動物がふたたび保護動物になったり、外でケガをする、命を落とすことがあってはならない」と考えている。なので、どこの保護団体であっても、基本的に「保護団体から動物を迎えるイコール、脱走対策を求められる」だと思う。
・トライアル開始
犬のお届けと同時に、脱走防止対策や飼育環境の最終確認。
・トライアル
基本は1か月。これは長めと複数の人から言われた。ひょっとしたら、お迎えの決意が固まればもっと短くてよかったのかもしれない。うちはもちろんお迎えの決意はあったが、犬と実際に暮らしながらいろいろ相談できる期間が1か月あるのはとても助かった。
・トライアル中
「トライアル中の報告」は団体との約束だが、そんな約束関係なく、相談したいことが毎日わんさわんさと出てくる。なので最初の10日ぐらいは「報告しよう!」なんて考えずとも、自然と毎日、800字ぐらいの相談LINEを送り付けることとなった。怖。
最初のほうの連絡を見ると、犬のお散歩相談の経緯説明で、「犬ちゃんが草むらをくんくんしたら、緑のちいさなアブラムシみたいなのが鼻についていて」など書いてあったりする。それはお散歩中のパニックには関係ないでしょ、といまは思うが、当時はとにかくヒントがほしかったのだった。また、「ガムをこんなに噛むんですけど大丈夫ですか!?」と動画付きで相談したりしていた。ガムは犬が噛むためのオヤツだよ……。
うちに来るまで犬のめんどうをみてくれていたボランティアさんは、そんなぐだぐだ相談に、毎回、励ましを添え、真摯に的確に答えてくださった。トライアル開始前から「全力でサポートします」と言ってくださって、実際にそうしてくださった。感謝しかない。
正式譲渡
ここでもボランティアの方が自宅訪問。犬の現状を見ながらアドバイスをもらえるので、これも大変助かった。うちの場合、ボランティアさんに時間の余裕があったため、みんなで近所の公園に出かけ、犬との遊び方を実演してもらった。また、お世話になったボランティアさんと犬の再会のようすも心温まるものだった。
その後
正式譲渡から半年後の近況報告、あとは周年の報告。わたしたちは、「犬ちゃんがこんなにかわいくって! 元気で! もうかわいくって!」と写真と動画つきで遠慮なく報告できる機会ととらえている。何より、うちの犬の幸せを願い、何かあれば相談に乗ってくれる人がこの世界にいる心強さがある。
保護犬、何が大変だったか?
正直いえば、犬と出会うまでがかなり大変だった。なかなか話がまとまらず、縁がなかったのだった。トライアルが決まったときは、「これでもうインスタを見てお迎え候補の犬を探すこともしなくていいし、気になった犬がいたとしてその保護団体が信用に足るかどうかを考えなくてもいいし、遠くの譲渡会に行かなくてもいい」とほっとした。
肝心の迎えてからの大変さは……。
保護犬といってもいろんな経緯で保護されたいろんな犬がいて、抱えている問題もさまざま。うちの犬は問題が少ないほうだと思う。
トイレは絶対外派ゆえに粗相はしない。体のどこをさわっても平気。攻撃性はない。怖がりだがかなり人なれしている。健康にも大きな問題はない。かわいい。
だからこそ、犬初心者のわたしたちにも譲渡してもらえた。
一点だけ問題となったのが、散歩。
うちの犬は車や自転車、子どもの声などいろんなものが怖い。恐怖が一定に達すると、腰を落としてジタジタする走りを見せ、なぜか「怖いもののほう」へ寄っていく。すなわち、車が怖い! と思ったら車道に向かって走る。なぜだ。
ただ、それでもお散歩は好きだし、静かな場所では楽しく歩くことができ、「待て」といえば待ってくれる。パニックになったときのリードの引きも、わたしでも制御できる程度。犬との暮らしに慣れた人であれば、2週間ぐらいでふつうにお散歩できるようになるのでは……と思うが、残念ながら我々は犬経験が皆無。
それがどう変わってきたか? は、この後の「犬のお散歩変化」に記そうと思う。
犬のお散歩変化
・トライアル中
うちにきてすぐのころから、朝の静かな時間帯は楽しそうだった。一方、夕方の散歩は車も自転車も人も怖いので、しょっちゅうパニックになり、無事に帰るのがやっと。
帰宅後から夜にかけて、犬がハァハァと口を開けて呼吸をするパンティングが出た。
とはいえ犬はパニック中でない限り、「待て」といえば待ってくれる。動物にコマンドが通じた経験がない人間にとってはこれは感動的で、「こんな犬慣れしていないボンクラのコマンドを聞いてくれる賢い犬に対し、自分たちは応えられていない」「お散歩で安心させてあげられない」と落ち込むこともしばしば。
が、うちの犬は人の感情に寄り添うタイプではなく、人間がめそめそしていても意に介することなく自分のペースでくっついたり寝たりしている。これには救われた。
お散歩初期のことを書いたブログ記事。
・正式譲渡(6月頭)
このころには、散歩ルートもバリエーションが増えていた。メインのお散歩場所となっている公園では、毎年夏祭りが開かれる。公園に行けなかったらどうしよう、夜まで人がいっぱいで犬が怖がったらどうしよう、散歩できないんじゃないか、夏祭りまでに回避できるようにしなきゃ……と、必死で増やしたのだった。
この頃、リードが「外れてる?」と思うぐらい軽く感じられる瞬間が出てきた。犬がリードを引かない瞬間が出てきたのだと思う。これには感動した。
・6月中旬
蒸し暑さが増し、たまに「水の中を歩いているのか?」という日も。散歩で歩ける距離がどんどんのびる……が、夜、散歩をしぶるケースが出てきた。「暑さでバテているのでは」と思い当たり、歩くペースを落とし、ルートを見直した。「犬は歩けば歩くほど喜ぶ」「中型犬なので、とにかくたくさん歩かなきゃ」という思い込みが糺された出来事だった。
このころ、雨の日の散歩中に家の鍵を落とし、探すために犬を引っ張り回してしまったこともあった。人間がパニックになり、さぞかし犬は怖かったと思う。申し訳ない。今は、めんどうでも家の鍵はお散歩バッグの奥に入れるなど、注意を払っている。
また、水に濡らして使う冷え冷えポンチョを購入。夏の散歩の必需品となった。
・6月下旬
ペースダウンしつつも、散歩ルートはそれでも増えた。そんなとき、奇跡のように涼しい1週間があり、「数年後になるのでは」と思っていた遠くの公園へ行けて感動。犬も公園を気に入ったもよう。
そのときのことを書いた記事がこちら。
・7月~8月
地獄の夏。
朝は5時に起きて太陽に追い立てられるように散歩。夜はアスファルトの熱を確認して19時以降から散歩開始。散歩の時間がギチギチに縛られるのも厳しかった。なんだろう、犬を外に絶対に連れていけない時間がある不安感……。
冷え冷えポンチョには保冷剤を入れるポケットがあり、保冷剤もマストとなる。冷え冷えポンチョの用意、人と犬の虫よけも必要で、お散歩準備がけっこうたいへん。散歩前後のさまざまな始末を酷暑の中でやるのもしんどい。
そして、夏までに顔見知りになった犬たちにほとんど会えなくなった。みんなそれぞれに散歩時間をズラしているし、たまに顔を合わせても、お互い太陽と暑さに追い立てられているので余裕がない。犬友といえる人がいないわたしでも、そんな孤独感が地味につらかった。
朝の散歩は家族が揃うため、ルンルンでわりと距離長めに歩くし、メンタル面ではそれほど問題がない。ただ、夜の散歩は途中で怖がることもあって不安定。暗い中での散歩が怖いのか? とも考えたが、夏は日が落ちてアスファルトが冷めてからでないととても散歩には行けないのでしかたがない。
そして、なんとなく犬を見ていると、暑さもメンタルに影響を与えるようだ。人間だって暑くてカリカリしたりぐったりしたりするもの、そうだよね、と思う。
・9月
す、涼しい! 残暑厳しいとはいえ、9月入ったら朝晩は涼しい。他の飼い主さんたちも余裕が違う。挨拶明るく、軽く世間話だってしちゃう……。
「そういえば、犬ちゃんは人間とアイコンタクトあんまりしないね」ということで、家で名前を呼び、目が合うと褒めたおすことをはじめたのはこのころだと思う。
散歩中もオヤツを使って外でのコマンド練習(外でもお座りはかなりできていはいたが)、アイコンタクトの練習をはじめる。
アイコンタクトができれば、パニックの原因になりそうなものがあれば、先んじて名前を呼ぶことで人間に注意をひきつけ、パニックを回避することができるらしい……道は遠そうだが気長にやっていくことに。
・10月
夏を乗り越え、夕方散歩は相変わらずいろんなものが怖くなるものの、そこそこ上手くいっていると思っていた。
が、休日の夕方の散歩、わたしが道路脇の段差に足を取られる→複数の家族連れが連続で歩いてくる→小型犬に攻撃的に吠えられるの三連コンボで犬がパニックになり、めちゃくちゃに走る。
家に帰って見てみると、脚にすこし血がにじんでいた。どこでどうなったのかわからないが、走っているうちにすりむいたのだと思う。動揺し、動物病院に電話して指示をあおぐ。アドバイスをもとに傷口を水で流し、様子見。幸い、そのまま傷はよくなっていった。
以後は「怖くなったらそのつど立ち止まって落ち着かせる」「パニックの連鎖を起こさせない」を徹底する。また、散歩時間を遅めにしてできるだけ刺激を避けるようにした。
一時期は順調だったのだが、その後、なぜかどうしても行きたがらない道が出てきて、近所の公園より先に行けなくなったこともあった。が、夜、無人の公園ではとても楽しそうに遊ぶようになったので、あまり気にしないことにした。「もう少し先の道にも行きたいな~」と誘いつつ、無理せず、とにかく楽しく安全な散歩を心掛ける。
・11月
いつの間にか、ふたたび公園の先の道に行けるようになった。

・12月
散歩中、ちいさなことに動揺しなくなった。動揺しても、持ち直しが早い!
あんなに嫌いだった自転車がたてる「ガタン!」という音もほぼ気にしないし、公園で子どもが遊んでいても、離れた場所なら気にせず歩けるようになった。リードの引きも少ない。
散歩中、余裕があるときはチラッと人間を見ることもあるし、名前を呼ぶと見てくれることもぼちぼち出てきた。散歩の帰り道には、「楽しかったね!」と飛びついてくることも増えた。
そして12月15日、横断歩道を渡っているとき、車が右折してきて犬がちょっと怖がったものの、夫が名前を呼んだら夫を見て……ちょっとうれしそうに跳ねて……持ち直した気が、する!!! 感動。
半年のその他の変化まとめ
・トライアル最初の5日ぐらい
今に至るまで定位置となったソファで、じっとして、何事かを考えていた。人がいるほうがストレスになるようだったので、適度にそっとする。散歩と食事以外、ソファから動かない。こんなに動かなくて大丈夫かと思うぐらい動かない。水はもっと飲んだ方がいいのでは……ということで、ときどき人間がソファの上にいる犬の口元に持っていってすすめて飲ませるお姫様状態。かわいい。
・トライアル最初の2週間ぐらい
人がくっつくと落ち着くようになってきた。基本的にソファの上以外は怖いようだったけれど、このころ、はじめてキッチンに来た! 夫婦ふたりでいるところに勇気を出してきてくれたもよう。

夫が掃除しているとつき歩くなど、「ああ、なついてくれているなあ」という雰囲気が出てくる。かわいい。
トライアル期間中は家に慣れてもらえるように、犬が怖がることは全力排除。そのため、掃除は掃除機を使わず、すべてクイックルワイパーとコロコロでしていた。しかも犬は換毛期で毛が抜けまくる時期だった。ど根性!
おもちゃを買ってくるがまったくのらない。さまざまな方法で遊びに誘うも撃沈。
・正式譲渡
だいぶ慣れてくれた感じがある。ときどき、家の中で人間と軽く追いかけっこをする通称「トコトコドッグ遊び」ができるようになる。
が、正式譲渡直後に大きく体調を崩す。下痢と嘔吐が続き、あきらかに元気がなくなっていく。預かりボランティアさんに報告しつつ、連日の動物病院通い。服薬だけではなんともならず、点滴してもらい、3、4日ほどで回復。犬の体調不良のサインをキャッチする難しさを実感した。
また、ほぼ吠えたことのなかった犬が、この頃から共用廊下の気配に吠えるように。「犬のおうち!」というテリトリー意識が芽生えたのかもしれないが、ここは共同住宅だ。あの手この手で吠えさせないよう試行錯誤。
・夏前
散歩中、問題がない場所でロングリードにつけかえ、走り回って遊ぶことも。興奮すると斜面のある場所でも走り回り、中年の膝が試される……。
Amazonで1000円で5個ぐらいおもちゃが入ったセットを買ったところ、ロープ系のおもちゃを噛み噛みして破壊するのが好きだとわかる。
・いま
前述した散歩の変化と同時期に、外の気配にそれほど吠えなくなった。
その他エトセトラ
・犬はまっすぐ見つめてくる動物で、それがやばい。人と犬は目があうと双方に愛情ホルモンのオキシトシンが出るらしい。今もソファからこの文章を打っているわたしを見てくる。目が合う。やばい。
・犬は意外にムードを大切にする動物だと思った。遊ぶときは本気で誘わないとのってこないし。散歩前は、「犬ちゃんと散歩に行けてたのしいー!」という雰囲気を常に出すようにしている。まあ、「こんなかわいい犬と散歩に行けるのー!?」と毎回言っているのは本音だ。
・犬の犬くささは欠点ではなく、いとしさをパッケージングして愛着と強烈に結びつくアドバンテージ。出張に出たら、「犬に会いたい!」「犬のにおいをかぎたい!」と猛烈に思ってびっくりした。人間にもそんなこと思ったことないのに。
・犬は脱げない毛皮を着ているので、夏は大変……なのだが、異常気象のせいかなんなのか、冬を迎えた今、そんなにあたたかそうではない。要するに犬の毛皮は細かな調整ができないので、快適に過ごさせようと思ったら、春夏秋冬、気温には気を配る必要がある。うちの犬は一般的な、いわゆる「ダブルコート」なのだが、けっこう寒そう。なので散歩中はジャケットが欠かせない。「犬に服は必要ない」「夏は冷え冷え服とかいるらしいけど、冬はシングルコートの子以外は服はいらないでしょ~」と思っていた昔のわたしよ、グッバイ。それにしても犬の毛よ、仕事してくれ……。
・犬はミミズが大好き。いろんな意味で大好き……。
・犬はなんとなくさまざまなスーパーパワーを持っていると思っていたのだが、人間の膝に乗せたノートPCの角に頭をぶつけたり、夜の公園で男性が通るとなんとなく夫だと思っているのかな~というそぶりを見せたり、夫の帰宅時に警戒吠えすることもあり(足音で判断できるのでは……)、スーパーパワー……? と疑問符がついた。
・犬を迎えてから、「大人の保護犬はもらわれにくいっていうよね」と何回か言われたが、譲渡される側の感触としては、とんでもない。賃貸で飼えるサイズの中型雑種犬で、抱えている問題がそれほど深刻でない犬は、シニア入り口でも大人気だ。以前、お見合いした犬は8歳の雑種だったが、里親募集開始直後にうちを含めた複数家族から申し込みがあり、速攻で決まっていた(うちは選ばれなかった)
・テレビに動物が映るとときどき吠えることがある。鳴き声が入っていない映像でも吠えることがあるのには驚いた。なかでもクマには反応が激しく、警戒吠えというより戦闘吠えのような趣を出すちなみにパンダにも同じ吠え方をしたので、ちゃんとクマだとわかっているのだな……と感心した。ともあれ、ご近所迷惑になるので注意している。
あと、特撮に出てきたオオカミタイプの怪人にも吠えていた。かぶりものして二足歩行してるのに!?
で、保護犬どうですか?
保護犬といってもいろいろな子がいるので一概にはいえないが、大変なのはたぶん、ペットショップやブリーダーから迎えても同じなのではないだろうか。大変さのベクトルが違うだけで……と思う。子犬なら社会化や基本のしつけもゼロからになるし(※保護犬にも子犬はいます)。
ふつうに散歩しているように見える犬たちの「ふつう」にはそれぞれの家族の努力があって、それは犬がどこ出身かはあまり関係ないのではないか。
野犬として生きてきた子や、うちの犬の比ではない怖がりの子、とても繊細な子もいるのでほんとうになんともいえないのだが、募集記事に「はじめての人でも迎えやすい」と書かれているような子であれば。
ただし、うちはこの子がはじめて迎える犬なので、何もかもこの子がふつうになってしまっている部分も大きい。
そんなわけで、犬との暮らしは楽しい。犬はパワフルだ。迎えてすぐに生活を散歩中心に変え、心のど真ん中に位置を占め、わたしたちを家族というより群れにしてしまう。
もう犬がいなかったころどう暮らしていたか、思い出せない。
そして、もしも保護犬もいいなと思っている人がいたら、ぜひ譲渡会やシェルターをのぞいてみてほしいなと思っている。