読んだ本の数:15
読んだページ数:4165
ナイス数:441
日本人の恋びとの感想面白く読んだ一方でちょっと複雑な気持ちになりもした。原題は“El amante japonés” スペイン語で書かれた小説ではあるが、舞台はアメリカで登場人物を見回してみてもスペイン語の話者は見当たらない。移民の物語とも言えるこの物語は、米国人と再婚し、現在カリフォルニア州で暮らしているというアジェンデの人生を反映している部分もあるのだろう。この作品を読んだ限りではもうアジェンデをラテンアメリカ文学の作家としてくくる必要はないのかな…という気も。文学全般のグローバル化が進んでいるのかもしれないが。
読了日:04月02日 著者:イサベル・アジェンデ
忘れられたベストセラー作家読了日:04月03日 著者:小谷野敦
カシュガルの道の感想1920年代前半のカシュガルと、現代のロンドンを行き来しながら進んでいく物語。カシュガルの主人公エヴァは、キリスト教伝道団の一員だが、彼女自身の心は神ではなくバートン卿に捧げられていて、この冒険を元に旅行記を書き上げて出版することを夢見ている。一方、現代のロンドンで暮らすフリーダは、仕事にも恋にも行き詰まっていたのだが、役所から送られてきた覚えのない人物の死亡通知を機に、見知らぬひとりの女性と、自らの過去と向き合うことになる。とにもかくにも旅に出たくなる副作用つきの物語であることは間違いない。
読了日:04月05日 著者:スザンヌ ジョインソン
ベートーヴェンの真実の感想音楽を志していた少年が形見として切り取ったとされるベートーヴェンの髪。数奇な運命をたどった後に再び世に現れた遺髪は、ベートーヴェンを苦しめた病の原因など、その知られざる真実を明らかにすることができるのか。 遺髪のたどった道程と遺髪の科学調査の過程を追ったノンフィクションは評判通り読みやすく興味深い。とはいえこの本で私が最も惹かれたのは、「ベートーヴェンをめぐる真実」よりも、 遺髪がたどった道程を探る過程で明かされるデンマークの人々がナチスに抗して多くのユダヤ人を救済するためにとったという行動だった。
読了日:04月07日 著者:リディア・ニブリー ラッセル・マーティン
おんなのこだから (あなたへ14)読了日:04月08日 著者:レイフ クリスチャンソン
ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ (海外文学コレクション)の感想2018マイベスト10入り確実と思われる1冊。実際に起きた事件をヒントに白人警官による黒人少年射殺事件を扱ったフィクション。アメリカでベストセラーとなり、世界30カ国で刊行、現在映画も撮影中という話題のYA小説だ。発砲した警官は罪に問われないのかという問題を軸にしつつも、主人公の女子高校生の恋や友情や家族や育った街への思いなどを丁寧に描いた物語でもある。そういった日常のすべてが、彼女が黒人であることと切り離しては考えられないものではあるということも含めて。お薦めです!
読了日:04月09日 著者:アンジー・トーマス
オリジン 上の感想このシリーズ、またかとおもいつつも、ついつい手を伸ばしてしまうんだよねえ。なんだかんだといいつつも、読み始めたら一気読みなんだよねえ。
読了日:04月11日 著者:ダン・ブラウン
オリジン 下の感想そもそも現代美術にはあんまり興味がないせいか、前回ほどは旅行熱はあがらなかったが、でもやっぱり、スペインにも行きたい。
読了日:04月11日 著者:ダン・ブラウン
バンパイア・ガールズ〈no.3〉吸血鬼のDNA?の感想やまねこ翻訳クラブの田中亜希子さんの翻訳だから、オフ会の前にどんなものか読んでおこうと1巻を手にしたのが運の尽き、もうすっかりハマっていますw
読了日:04月13日 著者:シーナ マーサー
龍の騎手 (創元推理文庫)の感想書評サイト本が好き!を通じてのいただきもの。「高慢と偏見」の舞台を古い種族と人間が共存する世界に置き換えたファンタジー風味のオマージュ。前提条件が多すぎてファンタジー好きでも手を焼くあれこれが、究極のネタバレ済みのわかりやすい展開と交わると、あら不思議!なんだかとっても良い感じに?!得手不得手、好き嫌いがはっきり分かれそうな作品ではあるけれど、私はこれ大いにアリ!かと。楽しみました!
読了日:04月17日 著者:エル・キャサリン・ホワイト
えほん 魔女のひみつ (世界の絵本ライブラリー)の感想こんなにたくさんのひみつをもらしていいのか?!えほんの中にぎっしりと、魔女のひみつがつまっている!!w
読了日:04月18日 著者:コリン ホーキンス
シリアの秘密図書館 (瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々)の感想ダマスカス近郊の町ダラヤが、シリア政府軍によって包囲され、絶え間ない爆撃と飢えに苦しんでいたその時期に、がれきの中から本を救い出し、密かに図書館を作った人たちがいた。本書はその図書館とそこに関わる人々をスカイプを通じて取材して書かれたノンフィクションだ。現在進行形の社会情勢を扱う本は、書き手はもちろん読み手もまた、いろいろなことが問われるものだとつくづく思う。
読了日:04月18日 著者:デルフィーヌ・ミヌーイ
銀のキスの感想この装丁からはちょっと想像できないけれど、16歳の少女が生と死に正面から向き合う物語なのです!しかも淡くせつない恋のお相手はなんと、300年も孤独に生きてきた人の生き血を吸って命をつなぐ呪われた種族?!読友さんお薦めの「やまねこ」YA小説。
読了日:04月20日 著者:アネット・カーティス・クラウス
問題だらけの女性たちの感想イラストとキレの良いコメントでユーモアと皮肉たっぷりに紹介されるのは、19世紀の女性たちがいかに迷信や固定観念に苦しめられていたかというあれやこれやの例なのだが、
本当に馬鹿馬鹿しい話なのに「馬鹿馬鹿しい!」と笑い飛ばすことができずに思わず苦笑いの連続だ。笑いたいけれど笑えない。面白いけれど面白くない。なかなか強烈なこの絵本、まずはともかく読んでみて!
読了日:04月23日 著者:ジャッキー・フレミング
許されざる者 (創元推理文庫)の感想書評サイト本が好き!を通じてのいただきもの。脳塞栓で倒れ、一命はとりとめたものの右半身に麻痺が残ってしまった国家犯罪捜査局元長官という主人公が既に時効を迎えている少女暴行殺人事件の真犯人を突き止めようと、周囲を巻き込んで捜査を進めるというスウェーデン発の警察小説。ただ単に謎解きだけでなくいろいろなことを考えさせられる重厚な物語は、あれこれ考えさせられすぎてしんどい部分もあるけれど、これはやっぱり読んで良かった!と思える良品だった。
読了日:04月25日 著者:レイフ・GW・ペーション
読書メーター