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2019年5月の読書

5月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3197
ナイス数:348

ハバナ零年ハバナ零年感想
停電ばかりでろくに電話も通じない経済危機に陥ったキューバで、数人の男女が互いに駆け引きをしながら必死に探し求めるのは、電話がキューバで発明されたことを証明する貴重な文書だった!?まるで自分も物語の中に入り込んだかのように、あれこれと推理をしてみたりしながら、キューバの海はどんな色をしているのだろうかなどと思い巡らす。好きだなあ。これ。ジュリアをとりまく男たちだれもが、どうしようもない奴ばかりであることを含めて、とても意欲的で面白い物語だった。
読了日:05月06日 著者:カルラ スアレス


ヒョンナムオッパへ:韓国フェミニズム小説集ヒョンナムオッパへ:韓国フェミニズム小説集感想
フェミニズム小説集とあるけれど、ホラーやSFとテーマもジャンルもいろいろでなんとも多彩なラインナップ。ページをめくるまで、これほどバラエティに富んだアンソロジーだとは思いも寄らなかった。それぞれの作品の後に著者が寄せたコメントがまた興味深く、隅々まで味わえるお得感いっぱいの1冊。フェミニズムってなにも特別なことではないんだな~と実感できる見事なアンソロジーだった。
読了日:05月09日 著者:チョ・ナムジュ,チェ・ウニョン,キム・イソル,チェ・ジョンファ,ソン・ボミ,ク・ビョンモ,キム・ソンジュン


アンドレ・ジイド管見アンドレ・ジイド管見
読了日:05月12日 著者:中原 中也
ジイドとそのソヴェト旅行記ジイドとそのソヴェト旅行記感想
光文社古典新訳のアンドレジッド『ソヴィエト旅行記』に収録されている翻訳者國分俊宏さんの解説でも触れられていたので読んでみた。もちろんイコールではないだろうが、当時ジッドを非難したフランスの知識人層の受け止めと共通する部分もあるようにも思われて、なかなか興味深かった。
読了日:05月12日 著者:宮本 百合子


こわれた鏡 ジイド知性の喜劇こわれた鏡 ジイド知性の喜劇感想
光文社古典新訳『ソヴィエト旅行記』からの派生読書。これはまあ、あの時代をああいう風に生きた百合子の限界なんだろうな。
読了日:05月12日 著者:宮本 百合子


ソヴィエト旅行記 (光文社古典新訳文庫)ソヴィエト旅行記 (光文社古典新訳文庫)感想
1936年、アンドレ・ジッドはソヴィエト社会主義共和国連邦ソ連)を旅行した。この旅行はソヴィエト作家同盟の招待で実現したもので、彼はこの機会に病床のゴーリキーを見舞つもりでもいたのだが、かの地に着いたとき、ゴーリキーは既に亡くなっていて、結局、赤の広場で大々的に行われた葬儀で演説をすることになったのだった。社会主義の理想を実現した国家がどんなものか、期待に胸を膨らませて彼の地を訪れたジッドが目にしたものは……。読みやすく興味深いだけでなく、今に通じるあれこれが読み取れる1冊。★★★★★

読了日:05月13日 著者:アンドレ ジッド


怪盗紳士リュパン (創元推理文庫)怪盗紳士リュパン (創元推理文庫)感想
#東京創元社 #文庫創刊60周年 お祝い企画に参加するため久々の再読。リュパンシリーズ第一作にあたるこの連作短編集は、いきなりリュパンの逮捕からはじまり、獄中にいながら事件を起こし、満を持して脱獄!どのような少年時代を送ったかを垣間見せ、初めて犯罪に手を染めた事件も紹介!伝記作者との出会いや宿敵ガニマール警部や名探偵ホームズとの対決も!!と、ルパンのもつ魅力の素を惜しみなく披露するまさにアルセーヌ・リュパン入門にふさわしい一冊といえるだろう。
読了日:05月15日 著者:モーリス・ルブラン


強盗紳士 (新潮文庫―ルパン傑作集)強盗紳士 (新潮文庫―ルパン傑作集)感想
新潮文庫堀口大學訳とハヤカワ・ミステリ文庫平岡敦訳、創元推理文庫の石川湧訳の翻訳読み比べをしてみるなど。
読了日:05月15日 著者:モーリス・ルブラン


夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話感想
大事に少しずつ読みたい。声に出して読みたい。でもやっぱり、できることなら誰かに読んで貰いたい、そんな1冊w
読了日:05月20日 著者:


何かが道をやってくる (創元SF文庫)何かが道をやってくる (創元SF文庫)感想
カーニバルの喧噪と、お祭り気分のざわめきの中で、現在から過去へ過去から未来へと時を超えて、魔女や恐竜や全身に入れ墨を施した不思議な男が徘徊する悪夢のようでありながら、とても詩的なダークファンタジー。実はコレ、私にとっては初めてのレイ・ブラッドベリ。数年後、今より幾つか年を重ねてから再読することは可能でも、早く大人になりたかった頃に戻って読むことはかなわない。あの頃に戻れないことを嘆かわしく思うと同時に、戻れないことにどこかホッとしたりも。
読了日:05月22日 著者:レイ・ブラッドベリ


二十六人の男と一人の女 (光文社古典新訳文庫)二十六人の男と一人の女 (光文社古典新訳文庫)感想
私の知っている(と思っていた)ゴーリキーではなかった。それはつまり作品の選び方としても、「新訳」としても、成功している…ということなのかもしれないけれど。
読了日:05月25日 著者:マクシム ゴーリキー


三つ編み三つ編み感想
インド、イタリア、カナダと、互いに全く異なる土地で、全く異なる境遇の元にくらす3人の女性たち。3人の主人公は、互いを知らず、最後まで知らないままで物語は終わる。けれども、社会が彼女たちにつきつける理不尽なあれこれに、押しつぶされそうになりながらも、自らの力でそれに立ち向かっていく様が、目に見えない形で繋がりあうことになる。「髪」をモチーフにそれぞれの人生を交差させ、編みあげていくストーリーは、やがて読者をも巻き込んで、より太く、よりたくましく、より美しい三つ編みになっていくことだろう。
読了日:05月27日 著者:レティシア コロンバニ


福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)感想
#東京創元社 #文庫創刊60周年 お祝い企画読書会に参加するために、普段はあまりよまないジャンルの本に手を伸ばしてみました。読んだのはKindle版なんですがw物語の出だしで犯人や犯行の様子が明かされる倒叙ミステリなのですが、テレビドラマ感覚で気軽に楽しめる作品集でした。
読了日:05月28日 著者:大倉 崇裕


蕃東国年代記 (創元推理文庫)蕃東国年代記 (創元推理文庫)感想
架空の国を舞台にしたファンタジーは平安文学を思い起こさせたかと思えば中国の故事のようにも読め、そうかと思えば西洋的なイメージが顔を出し、様々な「参考文献」からの引用によって蕃東国の有り様を「客観的」に紹介しもする。まるで万華鏡のように凝った作り込みなのだが、そういうこまごまとした技巧に目をこらさずとも、読むだけでおもしろい物語でもあってその多重構造がまた興味深い。こうなると「ぜひとも長編も」と思ってしまうのが読者の欲。とはいえこれだけ細部にこだわって作り込むとなると長編では作者の身が持たないのかも。
読了日:05月30日 著者:西崎 憲

読書メーター





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