以下の内容はhttps://hatekamome.hatenablog.com/entry/2024/07/08/045852より取得しました。


『教科書の中の世界文学: 消えた作品・残った作品25選』

 

以前読んで興味深かった 『世界文学アンソロジー』の姉妹編だと聞いて、いそいそと手にした本。

現代から1950年代まで遡って、小・中・高の国語教科書に掲載された外国文学作品(一部日本語で書かれた作品を含む)の中から25人による27作品を集めたアンソロジー

国語の教科書だけは、手にした先から授業の進行に関係なく熱心に読みふける子どもだった私としては見逃せない!ということで、読んでみた。


「国語」教育に「外国文学」が取り上げられてきた理由についての言及もある編者まえがきからぐぐっと読ませる。

90年代から50年代まで遡って10年ごとに4、5作品を紹介。
年代毎にそれぞれの作品の特徴やその時期の学習指導要領の傾向などを紹介する解説がついている。

ちなみに第1章「現代」からカフカの『掟の門』チェーホフの『カメレオン』知里幸惠『銀の滴降る降るまわりに』の3作品。
知里作品が入っているあたりはやはり“現代的”といえるのだろう。


27作品のうち、私が教科書で読んだ記憶があるのはドーデの『最後の授業』だけだった。
戦前から教科書に採用されてきた歴史をもつというこの作品を、私と同じように教科書で読んだという方も多いと思うが、解説によると75年にフランス文学者蓮實重彦が、フランス語を称揚する「神話」 のためのプロパガンダ的作品であることや、ドイツ語に近いアルザス語話者に対するフランス語教育の加害性などを厳しく糾弾したことなどをきっかけに、最終的に教科書から姿を消していったのだとか。


作品をどう読ませるか、教科書で取り上げる意図はなにかという点に着目して、収録作品を改めて眺めてみると、単体で作品を読んだときとはまた違ったものが見えてくる気がした。

 

 

 




以上の内容はhttps://hatekamome.hatenablog.com/entry/2024/07/08/045852より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14