3月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:4413
ナイス数:498
積読こそが完全な読書術であるの感想
“積読こそが…”って、それどんな逆説なのよと苦笑しながら、読み始めるとこれがねえ…。読んだらきっと共感ボタンを連打する人も多いはず!?
読了日:03月31日 著者:永田希
父から娘への7つのおとぎ話の感想
タイトルにも「おとぎ話」とあることから、ファンタジー風味のソフトな味わいを予想していたのだが、いざ読み始めてみると意外なほどビターで大人の味がした。
読了日:03月29日 著者:アマンダ・ブロック
十一月の嵐 (フラバル・コレクション)の感想
自伝的要素を多分に含んで70代の作家が描き出すのは、激しい痛みを伴いながら、書くこと、飲むこと、生きること、死ぬこと。読者を煙に巻くような語り口は健在だが、なによりも心打たれたのは、作家がなぜ「自己批判」的声明を出してまで、チェコで執筆活動を続ける選択をしたのか、その選択のためにどれほど多くの仲間たちから非難を浴び続け、そのことが老年期を迎えた自分にとって、今なおどれほど激しい痛みとなっているのかということを率直に語っていることだった。
読了日:03月27日 著者:ボフミル・フラバル
真綿の檻(1) (フラワーコミックス)の感想
そうきたか!という意外な展開が。
読了日:03月26日 著者:尾崎衣良
イライラのあらしの感想
今度イライラのあらしに巻き込まれそうになったら、いそいでこの本を開くことにするわ! #読了
読了日:03月25日 著者:ルイーズ・グレッグ
深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18‐1))の感想
津村記久子さんの 『やりなおし世界文学』からの派生読書。読友さんたちからのお薦め作品でもある。いくら何でも殺しすぎだろう……と思いつつも、スリリングな展開と絶妙な脇役陣にぐいぐい引っ張られて一気読み。なんだか妙に悔しいけれど、確かに面白かった。読み終えて振り返ってみればそこここに伏線が!と感心しつつも、戦争が終わっても暴力や命がけの冒険から上手く距離を置くことが出来ずにいる男たちの悲哀を思わずにはいられなかった。
読了日:03月24日 著者:ギャビン・ライアル
詩と散策の感想
Twitterで見かけた表紙に一目惚れして、発売前から版元に予約して入手したのは、韓国の詩人ハン・ジョンウォンさんのエッセイ集。読み終えたくなくて、何度も同じ箇所を読み返したりしながら、ゆっくりと頁をめくってきたものの、ついに最後まで行き着いてしまった。でもきっとこれからは、散歩に出るたび、詩人の言葉を思い出し、折々に本を開くことになるだろう。そんな予感がする。
読了日:03月21日 著者:ハン・ジョンウォン
ミダック横町の感想
時は第二次世界大戦がようやく終わろうとしている時期から終戦後の数ヶ月。主な舞台はエジプトのカイロに実際にあるという袋小路ミダック横町。カイロの下町で暮らす個性豊かな人々の日々の暮らしを描きだすこの物語は、1988年にアラビア語圏初のノーベル文学賞を受賞したナギーブ・マフフーズの長編小説。思わずニヤッとしてしまうほどコミカルで、そのくせとても切なくて。どんなことにも終わりがある。物語はもちろん、戦争にも愛にも人生にも。そう考えると寂しくもあるが、時にはそのことが慰めにもなることを知る。
読了日:03月20日 著者:ナギーブ・マフフーズ
悲しみを聴く石 (EXLIBRIS)の感想
とても印象的な作品だ。 短いセンテンスも、舞台の脚本のような描写も、思わず息を凝らしてしまうようなスリリングな展開も。/再読
読了日:03月17日 著者:アティーク ラヒーミー
私の唇は嘘をつく (二見文庫 ク 12-2)の感想
詐欺師のメグと彼女に復讐を誓うジャーナリストのキャット。十年前に何があったのかはっきりとは明かされないまま、物語は幕を開ける。メグとキャット、それぞれのパートに分けて綴られる構成。二組の母娘、復讐に燃える二人の女性、女を食い物にしても屁とも思わないような男たち。読んでいてしんどい部分がないとはいえない。それでも頁をめくる手が止まらないのは、スリリングな展開と張り巡らされたあれやこれやの“真相”が知りたくてたまらないから。メグに肩入れする気持ちはどんどん強くなるのは、詐欺師たるメグの手腕だったのかも!?
読了日:03月15日 著者:ジュリー・クラーク
レモン石鹼泡立てる (散文の時間)の感想
「好きになった本は、ふと思い出しては読み返す。読み返すたびに、心に響く部分がまるで違うことがあり、驚いてしまう。」共感ボタンを連打したくなるこの一節に続けて、なぜ読むたびに感じ方が変わるのか、答えは簡単、「自分が変わったから」だと東さんはいう。「本の中身は変わらないのだから」と。私はきっとこの先何度もこの本に帰ってくるだろう。その時、どんな風に感じるのか、それもまた楽しみだ。
読了日:03月13日 著者:東 直子
炎の爪痕 (創元推理文庫)の感想
シリーズ最終作。いろいろ言いたいことはあるけれど、とにもかくにもシェトランド。美しくも厳しいその場所に、いつかぜひ行ってみたいと思いつつ、名残を惜しみながら本を閉じた。
読了日:03月11日 著者:アン・クリーヴス
悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集 (岩波文庫)の感想
数年越しの積読本をようやく読んだ。面白いか面白くないかと聞かれれば、どれもとても面白いのだが、どういう話だったのかと聞かれても上手く説明できる自信は無いし、理解できたのかと問われたら返答に困る。最後まで読み終えて、訳者解説を読んだら、(え?そういうことだったの?)と思ったりもしたから、作者の意図を読めていない部分もあるのだろう。それでもまあ、面白かったのだから、今のところはそれで良しとしよう。そうしよう。
読了日:03月08日 著者:コルタサル
路上の陽光の感想
先頃読んだアンソロジー『絶縁』に収録されていた書き下ろし作品「穴の中には雪蓮花が咲いている」が素晴らしかったので、読みたい本のリストの順番を繰り上げて手に取った。チベット人作家ラシャムジャ氏がチベット語で発表し、翻訳家の星泉氏が日本語に翻訳した8編の短篇を収録した日本オリジナルの作品集。厳しさの中にも包み込むようなぬくもりのある優しさとしなやかさを感じさせる物語たちが愛おしく思える素晴らしい本だった。
読了日:03月06日 著者:ラシャムジャ
明るい夜 (ものがたりはやさし)の感想
根強い身分差別、家父長制、植民地支配、朝鮮戦争といった朝鮮近代史を背景にした4世代にわたる家族の物語だ。愛と友情の物語でもある。疲れ果て傷ついた女たちの傷を癒やす物語でもあり、母娘の再生の物語でもある。以前、『わたしに無害なひと』を読んだ時にも感じたことだが、チェ・ウニョンさんの作品にはあちこちに心に残るセンテンスがあって、そうした言葉に出くわすたびに、思わず書き写しておきたくなるのだけれど、今回は先行きが気になって、途中で頁をめくる手を止めることができず一気に読んだ。
読了日:03月03日 著者:チェ・ウニョン
図書館の感想
10年越しの願いが叶って、とうとうゾラン・ジヴコヴィチの『図書館』を訪れるときがきた!こんなに期待していると、後でがっかりすることになるのでは…という不安がないわけではなかったが、そこはやっぱり、ゾラン・ジヴコヴィチ!十二分に期待に応えてくれる中身だった。《ゾラン・ジヴコヴィチ ファンタスチカ》、これはもう集めていくしかない!と、改めて決意を固めた。
読了日:03月01日 著者:ゾラン・ジヴコヴィチ
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