こんにちは、はるぼうずです。
S31にて自身最高順位となる17位を取ることができたので記念として記事を書かせていただきます。誰かの参考になったら嬉しいです!

突然ですが皆さん、6月30日は何の日か知ってますか。そうです、バルジーナの日です!流石に勝たなきゃいけませんでした。5世代に特に思い入れのある筆者はドリュウズ、ワシボンが最推しポケモンですが次点でバルジーナも大好きでいつか使いたいなと思っていましたが環境に噛み合い、採用して結果を残すことができて嬉しい限りです。
それでは、どうぞ!
構築経緯
S30では最終日こそ構築を変えたものの最終日前日に2000に乗せるまではS31構築の原案となったミライルナ構築を使用していたのでまずはそこから記させていただきます。
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S30中盤、環境の高速化と白バドのトリルの増加から中速ポケモンでトリルを張る動きが強いと考えトリルルナアーラを軸にした構築を考え始めた。
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耐久ポケモンを使う以上毒びしまきが重くその筆頭であるキラフロルに対してストレスを溜めないために相方となる禁伝も特殊にするのが望ましいと考え、ルナアーラがきつい黒バド・カイオーガに強めであるなどの理由からミライドンを選定。トリル始動役+トリルアタッカー+スカーフアタッカーの形がトリルターン稼ぎの対策として有効であると考え、持ち物は眼鏡orスカーフの2択だったが一般枠で黒バドの上から動ける強いスカーフアタッカーがいなかったのでスカーフで採用し一般にトリルアタッカーを任せることにした。
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ミライドン+ルナアーラは幅広く相手を見ることができるがディンルーにともに不利をとるのでコライドン構築以外のディンルーに受け出しから大きく負荷をかけることのできる鉢巻水ラオスをトリルアタッカーとして採用。ここまでを軸とした。
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軸とは言いつつ黒バドへの引き先がいないためこのままではスカーフミライドンを強く使うことができなかった。
・ミライドン以外vs黒バド対面ができてしまった時に受け出しながら後攻蜻蛉によってスカーフミライを着地させる動きが可能なこと
・グライオンのまもみがループを確実に抜けることができ高速再生技により体力管理が可能なこと
・霧払いによって一方的にディンルーのステまき展開を拒否できること
・地割れの一貫を切れること
の4点を評価し残飯バルジーナを採用。
ここまでで電気技の一貫があることやカイオーガが重いこと、毒びしを回収したいことを踏まえ貯水ドオーを5枠目として採用。

ラスト1枠にはミライドンと攻めの補完が良く(vs水ラオス、ディンルーなど)、ルナアーラと受けの補完がいい(vs水ラオス、黒バドなど)襷パオジアンを採用。一旦構築が完成した。この構築でそこそこ勝てたもののバドレックス+ディンルーの並びにミライドンの技選択が安定しないこと、増加傾向にあった相手のドオーなどの特殊受けが苦しすぎること、対黒バドへのバルジーナの役割が大きすぎて選出がほぼ必須になってしまうことが不安点として拭えず最終日はミライ白馬構築を使用した。
特殊受けがきつい問題は解決できたものの結局スカーフミライ+バルジーナの形をとっていた以上他の問題は解決することができず、案の定最高2070ちょいで最後は溶かしてしまった。負けパターンを分析したところ明らかに眼鏡妖や巧みドレキ黒バドにバルジーナが崩されているケースが多すぎることがわかった。とはいえ最終日前日まで使っていたミライルナラオス軸の使用感は悪くかったのでS31は火力upアイテムの採用による特殊受けの破壊と黒バドに対する負荷の分散を試みる形で構築をブラッシュアップすることにした。まずアタッカー禁伝であるミライドンの持ち物をスカーフから眼鏡に変更した。これによりドオーなどの特殊受けを見ても選出が歪むことが少なくなった。
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次に黒バドに対する負荷の分散について、ミライドンをHDベースにしながら裏に地面枠兼毒びし回収要因としてチョッキテツノワダチを採用した。その他、テラス・技構成などを微調整し構築が完成した。
構築コンセプト
・トリックルームによる、同速などの噛み合いの拒否
・並びで相手の技選択を誘導して勝つ
・グライオンに選出を歪まされない
・バルジーナと共に勝つ!!
個体紹介
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特性:ファントムガード
テラスタイプ:水
実数値(努力値):244(252)-x-154(244+)-157-127-119(12)
調整意図:
H-月の光効率意識の偶数最大
B-ほぼ特化(陽気コライドンのスケショの乱数が変わるライン)
2ヶ月信じた軸。陽気コライドンの剣舞スケショ5発をほぼほぼ耐えるので鉢巻以外のコライドンに対して後投げから後続と合わせたトリルによる切り返しが可能なすごいポケモン。鉢巻についても逆鱗以外であればテラスによって受けることが可能。技構成に関して、非常に珍しいものとなっているがコンセプトのトリックルーム、月の光は確定として最強技のシャドーレイも準確定。@1はディンルー、パオジアン、コライドンなどへの汎用打点としてのムーンフォース、ランドロスやカイリュー意識の冷凍ビーム、特殊禁伝と殴り合うための瞑想なども考えたが物理全般への詰ませ性能を評価して鬼火とした。正直、サブウェポンが欲しい場面は多くここは変更の余地があったように思う。
テラスはコライドンの炎技とザシアンの巨獣を半減できる炎・水の選択であったが、水テラス鉢巻ウーラオスに後投げが安定する点やザシアンのテラバーストで弱点をつかれづらい点を評価して水とした。体感選出率2位。
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ミライドン@こだわり眼鏡
特性:ハドロンエンジン
テラスタイプ:炎
実数値(努力値):207(252)-x-121(4)-174(28+)-157(172)-162(52)
技構成:イナズマドライブ/流星群/ボルトチェンジ/オーバーヒート
調整意図:
HD-臆病252黒バドのアストラルビットを64.85%で2耐え
C実値202までの黒バドの+1弱点テラバーストを確定耐え
(=耐久振り眼鏡黒バドの弱点テラバーストを大体耐える)
B-あまり
C-できるだけ高く(ハドロンエンジンの効率がいい数値)
S-最速グライオン抜き
新規開拓HD炎テラス眼鏡ミライドン。バルジーナを見に来てくれた方々、すみません。このポケモンが圧倒的にこの構築の推しポイントであり一番強かったポケモンです。S30の反省から当初はよくいる眼鏡CSベースの妖テラスで使っており使用感は悪くなかったが、鋼グライオンにテラス前後で技が一貫しないことが気になり炎テラスオバヒ型を試したところ全てにおいて最強だった。
特に環境の覇権を握っていたコライルナグライラッシャ+ミライ受け+黒バド受けのような並びに対して無類の強さを誇った。具体的には初手コライドンにこのポケモンを合わせるとそのS調整によって上をとった場合はチョッキor耐久振りスケショコライドン、下をとった場合はスカーフor鉢巻or最速スケショコライドンと判定できる。そのため上をとった場合は基本的に非テラス流星群で問題ない(並びから妖テラスがちらつく場合はオバヒを押していた)。
問題は下をとった場合である。本構築はあえて妖タイプのポケモンを入れておらず妖テラスの採用率が極めて高いルナアーラとミライドンを禁伝枠として据えることでスカーフ・鉢巻コライドンに蜻蛉返りを押させることを想定しており、またスケショコライドンは意地耐久振りに大きく寄っていた&テラスを切ればスケショも一発耐えることができるのでテラスオバヒを押していた(無振りコライドンは晴れ下テラスオバヒで43.75%で落ちるので最悪確率勝負ができる)。実際に最終日に初手対面でスケショ・インファ・逆鱗は一度も押されなかったので考察は間違っていなかったように思う。さて蜻蛉返りを選択したコライドン構築はというと、基本的に誰か一体が吹き飛ぶことが確定する。引き先として最もメジャーなディンルーについてはオボンチョッキ問わずほぼ二発で落ち、H特化のルナアーラもファントムガードを貫通して確定2発、ゴリランダーは当然確1である。炎テラスは耐性変化としてもとても優秀で蜻蛉返りを半減するためスカーフコライドンの蜻蛉+インファイトを高乱数で耐えるので鉢巻インファイト・逆鱗が押されないと仮定した場合、完全に切り得のテラスだった。炎テラスは他にもルナに引けない状態でのザシアン偶発対面での緊急テラスとしてや対白馬において有効で非常に可能性を感じた。
次に努力値についてだが前述のルナアーラがテラスを切ればほぼ全ての物理ポケモンに負けない一方で黒バドには大きく不利をとるポケモンであったためそこを意識した調整となっている。特にバドホウオウ構築の眼鏡バドレックスは経験上、初手のミライ黒バド対面で地面タイプを選出していたとしても引かずに妖テラバを押すことが多いことがわかっていたので数多のeasy winを生み出してくれた(後述のバルジーナが特にこの行動を誘発する)。体感選出率1位。ほぼ全ての構築に選出した。
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連撃ウーラオス@こだわり鉢巻
特性:不可視の拳
テラスタイプ:水
実数値(努力値):177(12)-198(236+)-148(220)-x-81(4)-122(36)
調整意図:
HB-特化パオの弱点テラバーストを87.5%で耐え
A-11n最大でほとんどのポケモンに対して水流の乱数が変わらないライン
D-あまり
S-カイオーガやミラーとの同速を避けるための122
普通のはちラオス。トリル下のこいつを止められるポケモンはこの世にほとんど存在しない。珍しい点で言うとSラインに関して、カイオーガやテラパゴス、ホウオウのSラインが上がっていたこと、トリルを貼る以上無理に上を取る必要がないこと、構築的にガッサが全く重くないことから絶対に同速が起きないかつはちラオスミラーではほぼほぼ上を取る想定が可能な122とした。グライオンが跋扈するこの環境において、ウーラオスは構築に入れておくだけで相手のグライオン構築の選出が絞りやすくなるので完全に入れ得ポケモンだった。テラスは水流アクジェのリーチを伸ばすための水。
体感選出率5位。
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バルジーナ@食べ残し
特性:防塵
テラスタイプ:ノーマル
実数値(努力値):217(252)-85-133(60)-75-154(196+)-76*
技構成:バークアウト/蜻蛉返り/毒毒/羽休め
調整意図:
HD-臆病252黒バドのテラスドレインキッスを残飯込み98.05%2耐え
耐久振り眼鏡黒バドのアストラルビットを残飯込みでほぼ3耐え
B-あまり全て
S*-最遅(スカーフトリックされた後でも準速ルナアーラの下から蜻蛉返りができる)
謎の鳥。構築経緯にも書いた通り黒バドのメインウェポンを受けながらグライオン相手にも選出を歪めずにかつ地割れの一貫を切ることができる点が本当に唯一無二。
技構成に関して、グライオンに強く出るための蜻蛉返り、体力管理のための羽休めは確定として、S30時点ではトリルとのシナジー意識でイカサマ(テラスコライドンにトリルを張った状態でルナアーラが突破された時に上からイカサマがコライバドに一貫する打点として強力)、ディンルーのステまき展開意識で霧払いを採用していた。
しかしS31になり目に見えてコライドン+ルナアーラの並びが爆増したため、毒毒+バークアウトを採用することでノーマルテラス込みでルナアーラ側の妖・毒テラスに両対応することを優先した(妖テラスなら毒毒が通るのでノマテラバルジーナが受からない程度まで瞑想を積まれることがない、毒テラスなら見てからテラスバークアウト連打で負けることはない)。テラスは黒バドやルナアーラへの耐性テラスとして最も優秀なノーマル。ここまで強そうに書いたが、実際問題もちろんスペックの高いポケモンではないので出しどころの見極めが重要である。最終日に関しては3戦選出して全てしっかり仕事をして勝ちに貢献してくれた、最高の鳥。ありがとう。体感選出率6位。
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テツノワダチ@突撃チョッキ
特性:クオークチャージ
テラスタイプ:ノーマル
実数値(努力値):189(188)-133(4)-141(4)-x-120(236)-149(76+)
技構成:地ならし/アイアンヘッド/はたきおとす/高速スピン
調整意図:ムーさん調整
【S30 最終1位】凍雷、夜陰を照らす - 遠くに行くは必ず邇きよりす
(無許可のため問題があれば削除いたします)
縁の下の力持ちpk。襷っぽい黒バドレックスに対して眼鏡ミライドンのボルトチェンジから繋いで上から縛りに行く動きがとても強力だった。技構成に関しては最低限の火力を出しながらS操作によりミライドンをサポートするための地ならし、ハバタクカミ・パオジアンへの打点としてのアイアンヘッド、黒バドへの最大打点および汎用攻撃技としてのはたきおとす、毒びし展開やステまき展開を拒否するための高速スピンとした。正直がむしゃらが欲しい場面(主に対ディンルー)も多く、最終日は高速スピンの枠をがむしゃらとコロコロしながら潜っていたが毒びし展開の多さから最終的には高速スピン。テラスはアストラルビットに耐性をつけるためのノーマル。地味にスピンの火力が跳ね上がるのも嬉しい。体感選出率4位。
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パオジアン@気合いの襷
特性:災いの剣
テラスタイプ:ステラ
実数値(努力値):157(12)-189(252+)-112(92)-x-86(4)-174(148)
技構成:氷柱落とし/不意打ち/氷の礫/剣の舞
調整意図:うわっきーさん調整
(無許可のため問題があれば削除いたします)
最強襷枠。ミライドンとの技範囲・役割対象などの相性の良さはいうまでもない。
元々襷パオジアンの評価は世間のそれと同じかそれ以上に高かったが、唯一スケショコライドンに何もできないのだけが気になっていた。うわっきーさんのこの調整はコライドン構築に日和らず選出する理由を作ってくれる神の調整だったしトリルと合わせることで数値を最大限活かすことができたと思う。テラスはあらゆるポケモンに対してのリーチを伸ばすためのステラ。体感選出率3位。
選出(主要な禁伝の組み合わせについてのみ)
vsコライルナ、コライ黒バド
ミライ+ルナ+(バルジorパオ)
vsミライ白馬
ミライ+ワダチ+(水ラオスorルナ)
vsバドザシ、バドホウオウ
ミライ+ルナ@1
vsコライオーガ
ミライ+ルナ+(水ラオスorパオ)
vsミライ黒馬
ミライ+ワダチ+(ルナorパオ)
vs黒バドパゴス
ミライ+ワダチ+(水ラオスorパオ)
結果

TN スカーレット 最高最終2066 17位
special thanks
単体の型・並びなどの思いつきのほぼ全てを見捨てずに話を聞いてくれたかいおーさん
下がりかけていたポチべを引き上げてくれたスナそうの方々
取り組み方や調整について相談に乗っていただいたシグマさん、waveheyさん
あとがき
自分はsvから対戦を始めました。そのきっかけはシグマさんの、最終盤に他の人が使わないようなポケモンと共に熱い対戦を繰り広げる姿に憧れたことです。それから2年半の月日が経ち、マッチングはしなかったけどやっとシグマさんと同じ最上位の舞台で自分が信じたマイナーポケモンで戦うことができて感慨深いです。命中不安技を多く採用してしまったこと以外は、禁伝2体をしっかりと軸とした受け攻めスイッチをしながらTODまで視野に入れられる自分の理想の構築作り、ポケモン対戦ができたと思います。最終日については、直近4,5シーズンで最高二桁前半ラインを踏みながらも最後に大きく溶かすことが癖になっていたので今後ここから先に躊躇なく進めるようにするために自身の最高地点着地が確定した段階で戦略的撤退をしました。構築のポテンシャル的にはもっと上も狙えたと思います。自分に勇気がなかったです。ごめんけどとりあえず10位台で許してくれバルジーナ。
就活などガチでヤバい期に達しているのでとりあえずレギュIはこれで最後にしようと思います。次また全力で潜れるシーズンが来たら臆さず1桁を狙って頑張ります。
-いつの日か、憧れを超える-
@harubouzu_poke