
(2008年10月ごろ アルツハイマー型認知症の診断から約1年8ヶ月)
*風邪気味でした
2025年1月21日に今年初めておママに面会をしました。
前日、入所している特別養護老人ホームから
「風邪気味で熱があるので、明日の朝9時の段階で微熱程度に下がっていなければ、面会はキャンセルさせていただきます」
とオネコさんに連絡がありました。
「インフルエンザではないみたいね…。」
心配はしていたのですが、当日電話がなかったので、オネコさんと二人で行ってきました。
その前の月は私と娘のアズキで面会をしたので、オネコさんは2ヶ月ぶりの対面でした。
実際,施設に行ってみると、おママの熱は36度台になっていて、元気な様子でした。
昨年11月に、おママは「傾眠傾向が強くなって」朦朧としていたようですが、スタッフさんのお話では、「昨年末よりもハッキリしている」との事でひとまず安心。
ただ鼻水は出ているようで、鼻を啜っていました。
おママは昔から多分アレルギー性の鼻炎があります。特に春は鼻をしゅんしゅんかむことが多いので、軽い花粉症なのかもしれません。
この時は、風邪による鼻水なのか。どちらかわからなかったのですが、とりあえず私はテッシュペーパーを取り出して、鼻を拭いてあげようと思いました。

しかし、おママはティッシュを手にすると、上手に鼻をかむではありませんか。
(え❗️まだ,ちゃんと鼻をかめるんだ❗️)
鼻の穴をティッシュで片方づつ抑えながら、しゅんしゅんと勢いよく鼻水をかみ出しているので、オネコさんも私もちょっと感動しました。
鼻をかんだくらいで誉め称えるなんて、通常では呆れられちゃうことでしょう。
でも、おママは認知症の末期です。最終的には自分でご飯を食べる動作も出来なくなります。さらに進めば、食物を嚥下することすら出来なくなる世界線を進んでいる人です。
だから、まだ本能的に鼻をしっかりかめるのは家族にとっては喜ばしい。
私は嬉しくて、動画を撮ってしまいました。ただ末期認知症の高齢女性が鼻をかむだけの動画ですから、かなりお見苦しいかも知れません。私自身の記録として載せたので、皆様がわざわざご覧にならなくても良い動画ですわ…(^◇^;)
<おママ鼻をかむ動画>
2025年1月21日11:13〜(18秒間)
鼻をかんでいるおママのそばで私やオネコさんがしきりに誉めていると、おママはそれを察知したのか、明らかに途中からお調子に乗っていたようです。(๑˃̵ᴗ˂̵)
ふと私は子供の頃を思い出しました。
まだ4歳か5歳の幼児の頃です。
風邪を引くと鼻水が出るのですが、私は上手にかめませんでした。するとおママが「こうするのよ」と鼻をかむ見本見せてくれました。
「こうして片方づつ鼻の穴を押さえながら、もう片方を『シュンっ』てして、鼻水を出すの。両方いっぺんにかもうとするとうまくいかないわよ。」
そういえば、不器用な私は本能的に鼻をかめたのではなく、おママに懇切丁寧に教えてもらって出来るようになったのです。
(この動作って、学習して出来るようになる事だったか…。)
そう思うと,言葉のほとんどを失っているおママがまだ出来るのって、やはりすごい事なのかも知れませんね。

*だるまさん
今回持参した絵本はオネコさんリクエストの『だるまさんの』と『だるまさんと』です。
お孫ちゃん達のお気に入りの絵本です。
今世紀に入ってから出版されたので、おママにはあまり馴染みのない絵本でしょう。でも、絵が可愛いし,だるまさんの赤い色が綺麗なので、眼には嬉しいようでした。
<おママ『だるまさんと』をみる動画>
2025年1月21日11:19〜(48秒間)
『だるまさんと』かがくい ひろし作 ブロンズ社 2009年1月発行
冒頭「うーん」とおママも小声で読んでいました。
「はっ」も「は」「つ」と発語しているので、まだ文字だという認識はあるようです。
<おママ『だるまさんの』をみる動画>
2025年1月21日11:23〜(52秒)
『だるまさんの』かがくい ひろし作 ブロンズ社 2008年8月発行
おママはなぜか絵を一生懸命に撫でています。大きな手の絵の上に自分の手を載せて、指を合わせようとしていました。
手触りを楽しめる絵本も良いかも知れないなと思いました。
*本日アップの貼り絵
前回ご紹介した作品と同時期の作品です。
郵便局でもらった広告チラシから大きな切手のサンプル写真を切り抜いて使用しています。
前作は青、今回のはピンク。もしかしたら連作のように並べて同時進行で制作されたのかも知れませんね。
おママの貼り絵を見て下さり,有難う御座います。