朝起きたら、1週間ぶりに空が青かったから、今しかないと思って散歩に出かけた。
最近、自分の住んでいる地域の近くでも、行ったことがない場所って意外とあることに気がついた。
だから今日は、今まで存在は知っていたけど、ちゃんと訪れたことのなかった、自宅から徒歩で1時間くらいの所にある公園に行ってきた。
出会いは唐突にやってくる。
目的地の公園に着く前に、見たことのないサッカーコートを発見した。
地域のクラブチームの試合だろうか、応援している親御さんの姿も多く見える。
今まで買い物とかで散々通ってきた道のすぐ近くなのに、こんな場所があったなんて。
暫く歩いたら、道端に1匹の猫がうずくまっていた。
じっと見つめても、逃げる気配が全くない。
これは後でわかったことだが、この野良猫は不妊、去勢手術を受けた上で、地域のボランティアによって育てられている猫だった。
どうりで人間慣れしていた訳だ。
また更に暫く歩いて、ようやく目的地の公園に到着した。
公園には小高い丘や遊覧バス、運動場や噴水と色とりどりの花で飾られた洋風の庭園があり、沢山の親子連れの姿があった。
公園の名前は知っていたが、公園の規模がこれ程大きいものだったことは全く知らず、歩みを進めるうちに目まぐるしく変わるその風景に、私はただただ圧倒されていた。
自宅から徒歩1時間の所に、こんなに素晴らしい場所があったなんて、なんで今まで気づいてこなかったんだろう。
こんなにワクワクする場所の存在に気づいていなかったことに、少し後悔している。
だけど、地元にこんなに豊かな空間があったなんて、自宅に引きこもっていたら気づくことはなかった。
そういう意味では、今日散歩をしてよかったし、今更ではあるけれど、この場所を体験することができて本当によかったと思う。
空は晴れ渡り、自然と汗がにじみ出るような気温になった。
雲の隙間に覗いた夏が、私を素晴らしい出会いに導いてくれた。
帰り道、潮の引いた川底に、大量のカニがいるのを発見した。
身近な場所にも出会いは沢山ある。
見えていない場所で、生きている生命もある。