クーラーの効いた部屋に寝転んで、
太陽が少し西に傾いた頃に、
西側を向いた窓から漏れる日差しのせいで起きる。
時刻は14時30分。
気を抜くとすぐ不健康な生活に戻ってしまう。
朝食兼昼食をブランチなんて言うけれど、
この時間に食べるご飯もブランチですか?
テーブルの上に並んだパンと豆乳とヨーグルト。
おやつと呼ぶには量が多すぎる。
セミのBGMは24時間営業で、
昼夜を問わず聞こえるラブコール。
プレイボーイの夏は短い。
1ヶ月の夏。
一生の夏。
炎天下を翔ける画面の向こうの球児たちを見る、
部屋で溶けている私。
チャンネルを変えるのも億劫で、
机に突っ伏して画面を見つめる。
若気の至りというかなんというか、
この暑さで動くのはもう懲り懲りだ。
再び布団に戻って、
黒い画面が白く光って、
赤い横文字が浮かび上がる。
別に暇つぶしに見てるわけじゃない。
これもサークルのために必要な立派な活動のひとつ。
そう言い聞かせて動画を漁る。
頭の中でずっと同じ曲が流れているのは、
きっとその赤い横文字のせいだ。
少しばかり気分の踊る曲を見つけてしまったせいで、
起きてからずっと同じ曲を流してしまう。
脳裏を駆け巡るシンセサイザーの音。
ボリュームが大きすぎて頭にくる。
日差しが鬱陶しくてカーテンを閉じたせいで、
今が昼だか夜だかわからない。
ベッドの上から時計を見ても、
視力0.01のスクリーンには、
ただ白い盤面が映るだけ。
枕元に置いていたスマホの画面は、
0時30分を表示している。
あぶねぇ、
また寝落ちしてた。