心理学なんて学ばなきゃよかった。
こんなことを高校一年生の頃の自分に言ったら驚かれるのかもしれない。
高校一年生の頃は、
大学で心理学を学びたいと思っていた。
なぜ学びたかったのかと言うと、
多分社会において自分がしている行動であったり、
人の行動の特徴だったりを知りたかったからだった気がする。
もう4年も前のことなので、
動機なんざ詳しくは覚えていない。
でも唯一鮮明に覚えているのは、
高校一年生の夏休みに行った青山学院大学のオープンキャンパスで行われた心理学の模擬授業で、
名前も知らない女性の先生が講義の最後に一言、
「心理学部というのは、結果を知る勉強ではなく、結果を知るための過程を学ぶところなので、もし結果だけを知りたいのであれば、近所の書店に行って心理学に関する書籍を買って読んだ方がいいと思います。」
と仰ったことだ。
それを聞いた当時の僕は、
「あっ、僕は心理学部に行くべきではないな」と思い、
現在に至るのである。
大学の所属学部にも心理学の授業があったので履修してみたのはいいものの、
よりによってその授業の先生は発達心理学の専門の先生だった。
どうせやるなら社会心理学とかを学びたかったが、
履修単位的にもどうやらそれをとるしかない。
発達心理学を受けて学んだことは、
結局僕は大昔の偉人の思考の中で踊らされる一人の人間でしかないということだ。
僕がつまらないことでああだこうだと嘆き喚きちらしているのも、
結局ここ100年くらいの研究で定義されている範疇を超えるようなものではないのだ。
これじゃあ僕はただの痛いやつじゃないか(痛いやつであることは前々からなんとなく認識しているので今更といえば今更の話なのだが)。
昔も今も人の悩みは大して変わっていないのだ。
それを文字にのせてつらつらとさも自分が特別であるかのように語るなんて、
改めて見るとなんて愚かなことをしているんだろう。
結局高校一年生の頃に学びたかった内容は、
学部を変えても学べるようで、
今期履修していた消費者行動論という授業で、
学びたかった内容の入口だけ少し学ぶことができた。
来年以降の授業でも、
学べることはたくさんありそうなので、
結果的に心理学部に行かなくてよかったなぁと、
しみじみ思う今日この頃である。