少し知っている人ならばすぐにピンとくると思いますが、年次有給休暇を使用者が取り消すことはできません。ただし時季を変更することはできますが、事業の正常な運営に支障をきたす場合に発動できるだけで、狭き門です。
ところが世の中そんなことはほとんど知られていません。有給申請してもバッサバッサぶったぎる企業は数多いと思います。
先日など上司に「半野良さん、これ先方さんから聞かれたんだけどどう説明したらいいかな」と聞かれましたので、これこれこういうことですからこう説明したらいいと思います、とお伝えしたら…
「…半野良さん、その日時間ある?同席して説明してくれない?」
いやいやいや、その日有休取るって昨日申請してあんたハンコ押した(正確にはデジタル承認)じゃん。有休ですよ有休。
「何か用事あるの?」
…ないですけど。疲れた体をいたわって一日寝るだけですが。
「じゃ、仕事出てきて説明してくれない?」
だーかーらー有休には取消権はなくて時季変更権があるだけで先様への説明ごときあなたがすればいいから事業の正常な運営のどこに支障があるんですか、と。
まあそこまで言ったところで面倒なだけですから「嫌です。家で寝ます」とお断りしました。
上に立つ人は「うかつに有給申請を吹っ飛ばせない」ことは覚えておきましょう。