「成功者になりたい」と思ったとき、何から始めればよいのでしょうか。
特別な才能や環境よりも先に、成功者の“気質”や“内面の在り方”を知ることが大切です。
そして、そのイメージを自分の中で具体化し、少しずつ行動に反映させていくこと。
この記事では、成功者に共通する傾向と、セルフイメージを整える具体的な方法についてまとめます。
「成功」と聞くと、その言葉特有の圧や、「競争」「社会的勝利」「生物的優位性」のイメージを先行させてしまうかもしれません。
しかし一方で、「成功=自分のステージが上がる」という、内面の成長としても受け取れるかと思います。
今回まとめた話は、決して誰か特定の強い成功物語ではありません。
不安があっても、迷いながらでも、できることから整えていく。
そのためのヒントです。
1. 成功者に見られる気質
①きっかけを与える人
成功者は、自分が過去に経験した「人生が変わった瞬間」を、これから伸びる人にも体験させようとする傾向があります。
かけてもらった言葉。
出会った空間。
背中を押されたあの一瞬。
そうした「きっかけ」を、自分の周りの人にも手渡そうとします。
自分だけが上がればよい、という発想ではないのです。
②負けず嫌い
成功者には、強い負けん気を持つ人が多いといわれます。
競争心が旺盛で、時に衝突も辞さない。
そのエネルギーが前進力になります。
実際、分野を問わず優れた成績を収める人ほど、唾液中のテストステロン量が多いという研究もあります。
ただし、これは単なる攻撃性ではありません。
「自分はここで終わらない」という内側の強い灯火なのです。
③ 周りの成功を喜べる
人は、身近で自分と同じくらいだと思っていた人が成功すると、どこかざわつきます。
時には、「差を付けられた」「置いていかれた」「屈辱」と感じてしまうこともあるでしょう。
それは自然なことです。
しかし、隣人の幸せに拍手できる人こそ、次の成功者になります。
悔しい思いは、とりあえず自分の心の内にとどめておけばよいのです。
多くの人は、無意識のうちに足を引っ張ることで人生を終えていきます。
そうならない方法の一つは、「自分もまた成功に向かっている存在」として振る舞うことです。
「自分もまもなく次のステージに行く」
そう思えていれば、人の成功は脅威ではなくなります。
2. 成功者のイメージを行動に反映させる
成功者になろうと思えば、まずは成功者の内面と外面を細かく知り、そのイメージを明確にすることが重要です。
そのイメージは、心理学的にも行動に影響を与えます。
①プライミング効果
人は、頭の中で思い描いたイメージに影響を受けます。
「プライム」は、頭の中で考えること。意識を活性化させること、と言われます。
大学教授をイメージしてから試験を受けたグループは、モデルをイメージしたグループより20%以上高い得点を取ったという研究があります。
「自分はどういう人間か」を思い描くことが、無意識の行動を変えるのです。
② ユニフォーム効果
人は、身に着けるものによって意識が変わります。
例えば次のように。
・普段は強気でない人でも、軍人や警備員の制服を着ると勇敢になる
・血や傷口が苦手な人でも、医師や看護師の白衣を着ると迅速に対応できる
服装は、単なる外見ではありません。
「その役割を生きる」スイッチになります。
つまり、「そのユニフォーム通りの意識や行動になる」ということです。
③ ピグマリオン効果
強く信じたことは、本当に現実に近づいていく、と言われる効果のことです。
ギリシア神話の主人公ピグマリオンが、自分が彫った彫刻に対して強い愛情を込めた結果、その彫刻に生命が宿ったという話が由来です。
また同様に、教師が生徒の可能性を信じることで成績が向上する現象は、教師期待効果とも呼ばれます。
自分に対しても同じです。
「自分はこうなる」と信じることが、行動を変えます。
3. セルフイメージの作り方
では、具体的にどのようにセルフイメージを整えればよいのでしょうか。
①視覚イメージを整える
成功者は、成功する前から成功者である。
少なくとも、本人はそう思っています。
「自分はただ者ではない」と、自分で思うことです。
そのためにできることは意外と具体的です。
(1) 靴・ネクタイ・チーフ
(2) スーツ・鞄
(3) 時計・小物・下着
すべてを高価にする必要はありません。
「未来の自分にふさわしいか」という基準で選ぶことが大切です。
また、「上手く終えるためにコレをやる。次はコレ。」と適切な行動をとることも大切です。
②聴覚イメージを整える
脳は、一番身近な存在の情報を最優先に受け取ります。
つまり、自分の言葉です。
(1) 自分のキャッチフレーズを持つ
(2) 名刺に未来の肩書きを込める
(3) SNSやホームページの言葉を整える
未来の自分にふさわしい言葉を使うことで、無意識から書き換わります。
③人脈イメージを整える
人は、自分が今いる場所の人や空気に影響を受けます。
常にグリーン車やファーストクラスの人は、いつどこで誰といてもその空間で過ごせます。
大切なのは「今、どの精神レベルでいるか」という意識です。
(1) なりたい姿の人と会う
(2) その人の行動や考え方を真似する
(3) ステージが自然に変わる
例えば、お金に制限がない人は、お金を突破する行動を意識的にしていません。
それが当たり前だからです。
逆に、愚痴や他責が当たり前の空間にいれば、自分もその空間に引き戻されます。
無理に縁を切る必要はありませんが、自分が上がりきるまでは距離を置く、という選択もあります。
つまり、自分のステージを上げたければ、「そのステージにいるであろう人たちに囲まれているかのように、自分も振る舞う」ということです。
まとめ
成功者の気質とセルフイメージづくりのポイントは、次の通りです。
・人にきっかけを与える存在になる
・負けず嫌いという火種を持つ
・隣人の成功を喜べる余裕を持つ
・成功者のイメージを具体化する
・服装・言葉・人間関係を未来基準で整える
不安があっても大丈夫です。
まだ自信がなくても構いません。
最初はみんな同じです。
大切なのは、「成功してから変わる」のではなく、「少し先の自分として振る舞い始める」ことです。
その積み重ねが、やがて本当にステージを変えていきます。
今できる小さな一歩から、整えてみてはいかがでしょうか。