「若さ」とは何でしょうか。
私は、若さとは、見た目の問題だけでなく、失敗を恐れず、新しいことに挑戦できることもその一つだと考えています。
若いうちなら、失敗しても被害が少なかったり、巻き返しやすかったりします。
しかし、保守的になりすぎると現状維持しかなくなってしまいます。
年齢を重ねること自体が問題なのではないと思います。
もしかしたら、「挑戦しなくなること」「刺激がなくなること」こそが、老いを加速させるのかもしれません。
1. 若さは取り戻すより「整える」
「若い頃の能力を取り戻したい」と思う人は多いと思います。
けれども、無理に昔に戻ろうとするよりも、年齢に合ったスタイルや生き方を見つけていく方が自然です。
その中で大切なのが「受容」の力です。
今の自分を受け入れながら整えていく、ということです。
実際に、生活習慣を整えれば、60歳以上でも大学生と同程度の記憶力を維持できるというデータもあります。
脳は鍛えれば、年齢に関係なく機能を保つことができるのです。
2. 老化を防ぐ生活習慣
①睡眠をとる
睡眠不足は老化を進める大きな要因です。
まずは睡眠時間と質を整えることが基本です。
②運動する
若さを保つためには、運動不足を解消することも大切です。
(1) 有酸素運動
・中~強度で週2~3回
・30分以上
有酸素運動は成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンには、
・肌の新陳代謝(ターンオーバー)促進
・疲労回復
・免疫力向上
・細胞の修復(アンチエイジング)
といった働きがあるとされ、若さを保つために役立つと言われています。
(2) 筋トレ+有酸素運動
年齢とともに筋肉は衰えていきます。
成長ホルモンの分泌は、筋肉量に比例すると言われます。
つまり、筋肉量が減ると、成長ホルモンも分泌されにくくなります。
例えば、組み合わせのトレーニングには、次のようなものが有効です。
・スクワット(1分で10回)
・筋トレ後にウォーキング30分
また、ウォーキングの中に、10分ごとに1分間の全力疾走を入れるような方法でも効果が期待できます。
筋力が衰えると、何もしたくなくなりやすく、行動範囲も狭まりがちです。
すると外に出る機会も減り、さらに刺激が減っていきます。
(3) 加圧トレーニング
負荷をかけることで効率的に刺激を与える方法として、加圧トレーニングもあります。
筋トレは、最初は筋肉痛ばかりかもしれませんが、体にも脳にも良いトレーニングとなります。
また、自分の体は、鍛えた分だけ応えてくれるし、力を発揮できるものです。
少しでも続けることが、将来の自分を助けます。
3. 人と会うことは脳のトレーニング
人と会うことも、若さを保つ大きな要素です。
人と会わない状態が続くと、孤独につながり、認知症リスクの一因になるとも言われています。
「人と会うと疲れる」と感じることもあるでしょう。
けれども、疲れるということは脳を使っているということでもあり、活性化するということでもあります。
会話は最高のトレーニングです。
特に、
・初対面の人と話す
・違う世代と交流する
・地域のボランティアやコミュニティに触れる
といった経験は、脳にとって良い刺激になります。
反対に、
・いつも同じ輪の中で
・いつも同じ人たちと
・いつも同じような話や昔話ばかりしている
という状態が続くと、刺激は減ってしまいます。
いつもと少しだけ選択を変えてみる。
たまには違う人と会ったり、交流を持ったりしてみる。
それだけでも心と脳は活性化します。
人と会うことで、オキシトシンなどの物質が分泌され、心が癒されるとも言われています。
また、良い体になりたい、モテたい、他人に負けたくない、という気持ちは、向上心や闘争心を高めるドーパミンなどの物質も出やすくなります。
面倒だから、誰とも会わない、何もしたくない、というのは、誰にでも多少はあることでしょう。
しかし、これが継続してしまうのはよくありません。
面倒だからこそやらないと、コミュニケーション力も退化してしまうし、分泌されるはずの物質も、出る機会がなくなってしまいます。
孤独は、静かに進むリスクなのです。
4. 新しいことを学ぶ
何もしなければ、脳は少しずつ退化していきます。
けれども、新しいことを学び、実践すれば、50歳でも60歳でも脳の回路は成長します。
一番手軽なのは読書です。
ただし、インプットだけでは刺激が弱いこともあります。
・感想を書く
・家族や友人に話す
こうしたアウトプットを組み合わせることで、学びは自分のものになります。
新しい知識は感性を刺激し、今までやらなかった行動を引き起こす鍵にもなります。
5. 「面倒くさい」はサインかもしれない
「最近、何だか色々面倒くさい」と感じることは誰にでもあります。
しかし、それが続くと、次のような状態につながりやすくなります。
・コミュニケーション力の低下
・筋力の低下
・自信の喪失
・孤独
仮に1か月のブランクでも、思っている以上に筋力やメンタルは落ち込みます。
面倒なことは確かに面倒です。
しかし、少し負荷のかかることを1日の中に入れることが、現状維持の最低条件なのかもしれません。
毎日やる必要はありません。
週1~2回でも十分です。
まずは小さく一歩踏み出して、自分から変化を起こしてみる。
困っているなら、なおさら一人で抱え続ける必要はありません。
誰かに相談すれば、たった一言で糸口が見つかることもあります。
体を鍛えておけば、健康でいたり、すぐ動けたり、同じく体を鍛えている人と親しくなれたりします。
きっと、「少し疲れるくらいでちょうど良い」刺激になります。
それだけで、流れは変わります。
まとめ
若さを保つために大切なのは、
・生活習慣を整える(睡眠・運動)
・筋トレと有酸素運動を組み合わせる
・人と会い、交流する
・新しいことを学び、アウトプットする
・面倒でも少し負荷をかける
年齢は止められませんが、刺激を止めるかどうかは自分で選べます。
完璧でなくてかまいません。
週に1回でもいいのです。
少しだけ動いてみる。
その積み重ねが、心と体の若さを支えてくれます。