はしご酒(Aくんのアトリエ) その八百と七十四
「サギシチャンタチ ト カネデ カワレタ インフルエンサンチャンタチ」
某省が、悪びれる様子もなく、平然と、自信満々に宣う。
「我々が選んだインフルエンサー100人に防衛費増額をアピールして貰って世論形成をする」
憲法改正ならどうだ。
「我々が選んだインフルエンサー1000人に、いや10000人に、憲法改正をアピールして貰って世論形成をする」
と、なるか。
もちろん、原発も、消費増税も。いやいや、もう、ズッと以前から、カネにモノを言わせて、アレもコレも全て、この手で、世論形成を行ってきたのかも。そんな気がズンズンとしてきた。だから、だからカネが必要なのか。だから企業献金なのか。だから、企業献金を禁止することで我が党を弱体化させるつもりか、などと、スットボケたコトをほざいたりするのか。
「テレビやネットでソレなりに影響力があるインフルエンサー、学者、タレント、などなど、を、圧倒的な権力を握る者が、カネと圧力の限りを尽くして自分たちにとって都合がいいように利用する。などというコトが許されるとは、到底、思えないのですが」、と私。
「カネで雇われた、というか、買われた、というその時点で、アウト。当然、そんなヤツらから発信されたモノは、全て、フェイク。しかしながら、そうして垂れ流されたアウトでフェイクな情報によって世論が形成されていくとなると、もう、限りなく洗脳、限りなく犯罪、だよな」、とAくん。
その通り。
もはや、もう、限りなくカルトの、限りなく詐欺師手口の、手口。
「『病』と言ってもいいかもしれない」
「や、病ですか」
「そう。巨大な権力を握れば握るほどその権力を、どんな手を使っても行使したくなる、病」
恐ろしい。
「己の野望の実現のためなら、どんな手を使ってもいいと思ってしまう、病」
恐ろし過ぎる。
「コレって、かなり厄介だよな」
厄介だ。で、でも。
「でも、病なら、治療できますよね」
「治療、ね~。・・・もし、治療することができる、と、したら」
ん?
「ソレが、おそらく、選挙、なんだろう」
選挙?
「有権者が医者となって適切な薬を投与する。必要なら外科手術も」
私たちが医者となって、か~。で、でも。
「真っ当な医者になれるでしょうか」
「なれそう、に、ないか。だって、圧倒的な権力を握る詐欺師ちゃんたちと、カネのためならナンだってペラペラと発信できるインフルエンサんちゃんたちの、ハイパー合体だぜ。おそらくは、その病の前で無力感に苛(サイナ)まれながら立ち尽くすのが落ちだろうよ」
かも、しれないな。
その病に気付けず、仮に気付けたとしても治療する術を知らず、どうすることもできないまま、ただ、「しばらく様子を見ましょう」などと宣う。ぐらいが、関の山、か。
「だけど、だけどだ。たとえハードルはイヤになるほど高いかもしれないが、ソレでも、尚、有権者は、名医を目指さすべきだと、目指さなければならないと、いや、こんな時だからこそナンとしても目指せと、言いたいね、僕は」
(つづく)