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ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1356

はしご酒(Aくんのアトリエ) その七百と八十七

「ヤチョウタチ ノ ユメ ノ ラクエン」

 「さらに、もう一つ。国をも巻き込む自治体絡みのヤヤこし系を」

 おっ、まだ、続くか。 

 「奇跡的な、様々な生き物たちのサイクル、生命たちの連鎖、均衡、バランス。の、聖地」

 ん?、珍しく、Aくんが、自治体を褒める?

 「ソレが、あの、国際的ビッグイベントの会場」

 違うな。

 Aくんが、そのコトで、その自治体を褒めるなどということは、まず、ないだろうから。

 「つまり、たかがゴミの島は、されどゴミの島。だったわけ」

 褒める?

 褒めるんだ、ついに、Aくん。

 「極めて人工的な、しかも、トンでもなくネガティブなイメージしかなかったその地が、実は、そうではなかった」

 単なるゴミの島が、国際的ビッグイベントによって輝きをもつように、放つように、なったということ?

 ソレが、いのち輝く?

 「そんな、奇跡的な野鳥たちの夢の楽園である湿地が、あの人たちお得意の開発やらで」

 ん?

 「消失」

 えっ!?

 「なんと、水を、浄化する、浄化してくれる、大量発生の虫たち。を、啄(ツイバ)む野鳥たち。の、聖地。は、いのち輝く奇跡の聖地だったにもかかわらず、開発によって、常連であった野鳥たちは全くもって顔を見せなくなり、虫たちは、当然のごとく異常に繁殖。群れをなして飛び回りまくりたおすように」

 あ、あ~、そ、そういうことか。

 「湿地の消失と同時に、奇跡のサイクルもバランスも、消失してしまったというわけだ」

 なるほど。

 やっぱり、褒めなかったな。

 と、いうか、誉めている場合ではない、レベルの、厄介なコトになってしまっているんだ、すでに、もう。

 「コレもまた、心ある有識者たちの指摘を『難癖』扱いしたことによってエラいコトになってしまった好例の一つ、と、言っていい」

 またまた、例のあの、あの人たちお得意の難癖扱い、か~。

 「ココは、もう、居直って、飛び交う虫たちと戯れる、虫たちを楽しむ。虫たちとの共存。虫たちの『いのち』との共存。なら、ソレはソレで、ま、いいか~、と、思わなくもないけれど。こういうのって、たいていは、可能不可能は別として、大量の殺虫剤で、とか、電撃殺虫器、殺虫灯、とか、で、皆殺し。みたいな安易で稚拙な発想になってしまいがちなだけに、ホント、マジ、ナンともカンともだよな~」

 ホント、マジ、ナンともカンともである。

 心ない御用有識者の都合のいい言葉ばかりに目を向け耳を傾けるのではなく、心ある真っ当な有識者の言葉に、指摘に、誠意をもって目を向け耳を傾けてきてさえいれば、おそらく、あの地は、もちろん、いい意味で、もっと、もっと、ナンとでもカンとでも、なっていたような気がする。(つづく)




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