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ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1351

はしご酒(Aくんのアトリエ) その七百と八十二

「オオカミオトコ ト キュウケツキ ドラキュラ」

 「民間人なら、ま、仕方ねえか」

 ん?

 「と、思わなくもないが」

 んん?

 「血税に、一般ピーポーたちの生活に、未来に、ダイレクトに大きく関わってくる政治関係者やら行政関係者やらには、そう簡単には『ま、仕方ねえか』というわけにはいかない」

 ん、ん~。

 たしかに、おっしゃる通り、ソコに問題があるにもかかわらずその前を素通り、というわけにはいかない、と、私も思う。

 「そんな政治やら行政やらの世界の中で、ウジャウジャと、ウジャウジャと怪しげに蠢(ウゴメ)いているオキテ破りのトンでもないヤツら、って、大きく、2つのタイプに、『系』に、分かれるような気がするんだよな」

 んんん?

 2つのタイプ?、系?

 「その一つが、ガウガウガウ~ッと手当たり次第に噛み付きまくりながら襲ってくる、ような、『狼男』系」

 ガ、ガウガウガウ~の、狼男、系?

 「そしてもう一つが、チュ~チュ~チュ~ッと吸い尽くしまくる『吸血鬼ドラキュラ』系」

 チュ、チュ~チュ~チュ~の、吸血鬼ドラキュラ、系?

 「ガウガウガウ~ッときてくれたらコッチとしても、ガウガウガウ~ッと迎え撃つことも可能だが、知らぬまにコッソリと、ジワジワと、チュ~チュ~チュ~と吸い尽くされてしまったりすると、もう、気が付いた時には迎え撃つ気力さえ消え失せている」

 お、恐るべし、吸血鬼ドラキュラ、系。

 「前者を『交戦的な誹謗中傷』系とするならば、後者は、一見、交戦的でも誹謗中傷三昧的でもないようなんだけれど、ノラリクラリとピント外れのフレーズを何度も何度も繰り返し、逸(ハグ)らかすことで、相手の気力を消失。だけでなく、陰ながら、前者の『系』たちを下支え。場合によっては、人知れず、都合よく活用。という、『stealth(ステルス)』系。と、言える」

 気力を消失。陰ながら下支え。人知れず活用。の、ステルス、系、か~。

 やはり、かなりの恐るべしである。

 「stealth。あのステルス爆撃機のstealth。もともとは『コッソリ』とか『隠密』とかという意味なんだが、兵器としてのstealthには、いろんな技術があるらしい」

 「いろんな技術が、ですか」

 Aくんには申し訳ないが、兵器の話は、あまり好きではない。

 「そう。で、その一つが、電波吸収体みたいなので電波をチュ~ッと吸収する、というシステム」

 ウッワ~。

 「ソ、ソレって、まさに、吸血鬼ドラキュラ、じゃ、ないですか」

 「そう。ほら、よく、記者会見などで、臆面もなく、同じフレーズばかりを繰り返しているおエラいさんがいるだろ。アレなんて、まさにコレ。記者たちの表情を見てみろよ。もう、気力もナニもカも、全て、吸い取られ尽くされたような顔をしてるから」

(つづく)




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