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ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1252

はしご酒(Aくんのアトリエ) その六百と八十三

「ヌリカベ~!」

 「ヌリカベ!」

 ん?

 「ネットで検索しても、『巨大な壁の妖怪。口数は少ないが、身体を張って鬼太郎たちを守る壁になったり、敵を押し潰したりと、気は優しくて力持ちの頼りになる仲間』、と、大絶賛。で、あるにもかかわらず、あのトンでもない『黒塗り』野郎のおかげでエラい迷惑を被っているというから、さすがに、滅多にそんな気持ちにならない僕も、それなりに胸を痛めるわけよ」

 あ、あ~。

 ナゼ、今、ヌリカベなのかはわからないけれど、きっと、あの、「ヌリカベ~」のヌリカベのことだ、間違いない。

 「オマケに、新参者の『白塗り』野郎まで登場したりするものだから、もう、申し訳ないという思いで一杯だ」

 あ、あ~。

 あの、「黒塗りなんていたしませんわ。誠心誠意、真心込めて、『白塗り』で隠蔽させていただきますから、オッホッホッホッホ~」、の、白塗り野郎のことだ。コレも、まず、間違いない。

 「重要な記録として書き留められた『文字』たちを、伝達の使命を担った『文字』たちを、バレてはマズいナニかを直(ヒタ)隠すために、怪しげなダレかの保身のために、ダークな黒やら白やらで塗り潰してしまおうとするんだから。トにもカクにも、とりあえず、黒塗り野郎も白塗り野郎も、まずはヌリカベに謝れよ、って話だよな」

 ん、ん~。

 Aくんの指摘通り、「塗る」という行為を、ソコまで貶(オトシ)めまくったそのダークコンビの悪行、ひょっとすると、今までに、お目に掛かったことがないかもしれない。(つづく)

 

 

追記

 そんなダークコンビとは真逆の、実に清々しい混声合唱を聴く。古い友人が所属する合唱団による演奏会。

 聴いているうちに、なんとなく思ったのが、歌詞の、というか、「詩」の、もっているチカラ。

 そう、「文字」たちがもつ、チカラだ。

 そうした詩に、文字たちに、メロディが、歌唱が、ピアノが、絡みに絡んで壮大な音楽ワールドを、音楽宇宙を、つくり上げる。

 気持ちいい。




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