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ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.1234

はしご酒(Aくんのアトリエ) その六百と六十五

「リコンゴ キョウドウシンケン?」

 圧倒的な権力を握る上級権力者たちの周りには、そのコトで、心底悩んでいる者はいないのだろうか、と、吐き捨てるように語り始めたAくん。

 ん?

 「と、いうか、悩んでいる者がいたとしても、気付かない。いや、気付けない。いや、なんで気付かなきゃならねえんだよ、気付いてたまるか、バカやろ~。か」

 なんのコトやら、サッパリ。

 おそらく、その「サッパリ」が、そのまま顔中に滲(ニジ)み溢れ出していたのだろう。そんな私の顔を見て、Aくん、すかさず「アレだよ、アレ。離婚後、共同親権を導入」、と。

 あ、あ~。「意識が高い」系の、一部の巷を賑わしている、アレか。

 「辛く、悲しい、トンでもないコトが、イヤになってくるほどイロイロとあったけれど、やっとの思いで離婚が成立して、もう会わなくていい、もう顔を見なくていい、子どもと共に新たな一歩を踏み出せる、と、安堵していたら、またまた厄介なコトになりにけり、という、ナンともカンともな法律だ」

 ん~。 

 「毎度のコトですが、『こどもどまんなか』なんて、まず、ならないですよね」

 「ならないな。一応、表向きは『子の利益を最優先』、などと宣ってはいるが、怪しい怪しい」

 たしかに怪しい、怪し過ぎる。 

 「エラそうに、『子どもの利益』を害する場合は家裁が、ってコトになっている、と、豪語しているようだが、そんなコトが、家裁で、的確に、真っ当に、スピーディーに、やれるなんて、到底思えない」

 思えない。全くもって思えない。

 「コイツもまた、例のあのカルト団体絡みなんじゃねえのか、って、どうしても思ってしまうんだよな」

 思ってしまう。メチャクチャ思ってしまう。

 「そうでなきゃ、この今、そんな法律をワザワザつくろうとなんてしないだろ、普通」

 おっしゃる通り、ワザワザそんな法律、つくろうとなんてしない。

 ん~。

 Aくんが指摘するように、ナゼ、あの人たちは、圧倒的に弱い立場のピーポーたちの、その思いをリアルに感じ取ることができないのだろう。不思議でならない。

 それ以前に、ナゼ、あの人たちは、政治家になろうとしたのだろう。謎めき過ぎている。

 ナンのために、ダレのために。

 申し訳ないが、悲しいかな、ダークで怪しげな「ナン」とか「ダレ」とかしか、私には、一向に見えてこないのである。(つづく)




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