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ガッコ ノ センセ ノ オトモダチ vol.217

はしご酒(3軒目) その四十六

「バクハツスル ワカサ ニ チラリト シットムシ?」①

 気持ちよく酔った勢いで、調子にも乗り、更に、プライベートな質問にズブリと踏み込んでしまう。

 「今日は、ナニかあったのですか?」、と私。

 「僕は、同窓会。奥さんは、お友だちと会っていた、んだよね」、とZ’さん。

 すぐさま、「待たせ過ぎ。待ちくたびれたわ」、とZさん。

 なるほど、それぞれのイベント帰りに、ココで、と、いうことらしい。

 「同窓会ですか~。どうでした?」

 「久々の再会だったからね~、懐かしかったよ」

 「みなさん、お元気で?」

 「元気、元気、若さバクハツ!、恐れ入るよ」

 「若さバクハツ、凄いですね~。失礼ですけど、それなりに、みなさん、もう、そろそろ、完熟前後世代でしょ」

 「完熟前後世代?。言ってくれるね~」

 「あっ、すみません」

 調子に乗って言い過ぎてしまった。ダメだ。間違いなく酔っている。酔っているからこそ自重しないと。

 「ちがう、ちがう」

 「えっ」

 ナニが違うのか。

 「教え子、教え子」

 「教え子?、あ、あ~、教え子」

 「なかなか解散しないものだから、途中で退散させてもらった、というわけ」

 なんと、Z’さんもまた、学校の先生であったのだ。

 「若さというものは、やはり素晴らしい。可能性が無限大。そんな逞(タクマ)しい空気で満ち溢れていたな~」

 先生として、子どもたちの成長を心から喜び、そして、その溢れんばかりの可能性に満足しているのだろう。その思いが、Z’さんのその言葉から、表情から、充分に汲み取れる。

 ただ、そのZ’さんの表情の奥の奥の、そのまた奥で、嫉妬(シット)の虫のようなモノが、その顔を、チラリと一瞬、覗かせたような気がして・・・。(つづく)




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