入社して二回目の朝礼は数日前からネタ探しと構成を練った甲斐あってスムーズに進んだ。
その後課長や先輩数名に「いい内容だった」とか「起承転結がはっきりしてて聞きやすかった」と褒められたのは地味に嬉しかった。
朝礼も含め、人前で話すこと自体は昔から縁があってそれなりに慣れている。加えて今はブログのおかげでネタ集めや文章構成に困ることもあまりない。
前職でも朝礼はあったが、「最低でも1分以上喋れ」だの「必ず仕事に繋がることを喋れ」だの余計な決まりがあり、終いには「朝礼の内容とは別で必ず社員を誰か褒めろ」という無茶振りまで総務部長が提案してきた。
「それを強制したら何の意味も無いだろ」と思っていたら案の定3か月程度で撤廃されたので、まともな社員がいたことに安堵した記憶がある。
話は戻り、確かに朝礼で褒められること自体は嬉しいのだが、朝礼が立派であればあるほど自分へのハードルが上がってしまうという諸刃の剣チックな面もある。
意識の高いことを喋っておきながら仕事でポカをやらかしすぎていると、『歩く矛盾』という評価になりかねない。これは『意識もスキルも低い人』より落差が大きく、「ちょっとでも期待した自分がバカだった」みたいなことになってしまうと評価を覆すのは難しい。
更に製造のスキルがダメだった時に「朝礼良かったし営業させてみるか」となったら目も当てられない。「社内であれだけ喋るのに他社とは喋れないのか…」とまたもや印象のフリーフォールだ。
挨拶やら掃除やらは何とか人並みにしている(と思う)ので、漫画家のように自分で広げた大風呂敷は自分で回収できるよう頑張らなければ。