久々の旋盤操作は相変わらず酷い出来だった。
依頼された製品一つに対して既に材料を三つダメにしており、今日も9割方完成できていたのに何を思ったか『普通にしていれば起こり得ないミス』を犯して予備の材料が無くなってしまった。
先日先輩が辞めることに際して社長や他の人から「急にペースを上げたりしなくて大丈夫だから、ゆっくりスキルアップすればいいよ」と言われたものの、「ゆっくりとは言ったけどそこまでとは言ってないぞ」と思われるレベルだ。
途中の操作というか加工の準備ではちょくちょく力仕事が挟まる。まあ力仕事と思ってるのは自分だけだと思うが、自分が動かせないものを70オーバーのおじいちゃん先輩がひょいっと動かし、「君はアレやな、ちょっと力弱いな」とかなり言葉を選んだであろう評価を頂いた。情けねえ。
来年あたりに非力、不器用、記憶喪失などを広辞苑で調べると『ハム王を表す』と記載されているかもしれない。
ガンガン火花を散らしながら鉄を削っている目の前で次の操作のためにハンドルやレバーを握っていないといけないのだが、その時に切り屑が左手の人差し指と中指の間に飛んできて過去最大級の声が出た。
それでも動くわけにはいかないので我慢して操作を終え、切り屑が当たった部分を見ると皮膚が真っ白になっていた。やけどってこうなるんだなぁ。
幸い皮膚がただれるようなことにはならなかったものの、変質した部分は指同士が擦れるだけでも痛い。湿疹、あかぎれ、やけど、片手で一人三役なんて誰も望んでませんわよ。
とりあえず土日に入るのでまたもや回復に努めよう。これでようやく勤続5か月、まだまだ先が思いやられるぜ。