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お金とお酒と対人戦

王道なのか陳腐なのか分からないぐらい使い古されているが、場末のネット掲示板で「億万長者になったらどうするか」という話題が目に入った。

我が家というか両親は過去に一等が出た宝くじ売り場の近くに住んでいる次男にお金を渡し、年末ジャンボを毎年数十枚買ってもらっている。何年も経って今まで使った金額がいくらかは知らないが、最高でも3000円だと認識している。

『一等が出た売り場』という謳い文句が成立するあたり、日本人は勝ち馬に乗るタイプの人が多いのだろうか。

個人的には、当たりやすい売り場というのは単に分母(購入者)が多いからそう見えるだけだと思っているし、「どうせなら誰も出してない売り場で最初の当選者になるぐらいの気概を見せんかい」というタイプでもある。ただの目立ちたがりギャンブラーですね、はい。

先述の議題に戻るが、ここでいう億万長者とは『少なくとも自分の一生では使いきれないレベルのお金を手に入れた人』の想定である。1億程度では家や車のローン関連でゴリゴリ減る可能性があるので、アメリカのパワーボールのような数百億とか数兆レベルと仮定する。

恐らく昔の自分なら「高級車買って~豪華な一軒家を建てて~」みたいな考えだったと思うが、今は物欲が減ったというか冷めたというか、「大金を持ってることが周囲にバレたらやばいな」という心配が真っ先に出てしまう。

そんなわけで、「車を一般的なグレードで買い替えたり家の修繕をしたりで生活スタイルは変えない」という結論に落ち着いた。実際にそうなるかは分からないが、少なくとも金持ちの道楽みたいな使い道は浮かばない。

回答者の中には「国内の基礎研究にバンバン投資して最新医療技術で自分の寿命を延ばしたい」という人がいた。今年のノーベル化学賞を受賞した二人が基礎研究の大事さを訴えていたこともあり、世相を反映した良い案だなと思った。

思いつく限り自分にお金を使ってもなお余っている時、その使い道でその人の本性が現れるのかもしれない。かなり前に購読ブロガーさんが書いていたが、「追い詰められた時ではなく完全に余裕がある時の態度がその人の本性なんじゃないか」という考えはなるほどと思った。

そういう意味ではお酒も人の本性を暴くアイテムと言えるし、ゲームの対人戦も恐ろしいほど人の攻撃性を露わにする。

自分でもまずいと思える本性を持っているならば、そもそもバレてもいいような本性になるよう普段の思考から意識してみるのがいいかもしれない。

思考が言葉になり、言葉が行動に、行動が習慣に、習慣が性格に、性格が運命になる。母なるテレサもいいこと言うわね。




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