自分以外の良くないことを書いても仕方ないと分かっていながら書いてしまう無職である。この瞬間は自分のことは棚に上げさせてほしい。
我が家では、夕飯は必ず家族全員で食べるようにしている。必然的に遅い時間になってしまうのは慣れたので何も言わないが、昔と比べて少しずつ家族にクセが出始めている。
母は以前も何回か書いたと思うが、話を途中で切り替えたりドラマに逐一ツッコミを入れたり昔から相変わらずなのでもう何も言うまい。
父は食事マナーについて、昔から自分を含めた兄弟に厳しく指導してきた。お椀を持たなかったり左手(自分が右利きなので)がテーブルの下にあると手を叩かれたことも何度もある。
そんな父が今や完全に右手(父は左利き)をテーブルの下にだらんと落とし、片肘をついて食べている。食べ物の種類によっては犬食いに近い姿勢になるので、その瞬間を見ると怒りより正直悲しい気持ちのほうが大きい。
また、加齢の影響か自分のミスを冗談で済ませる言動もするようになり、こっちの注意も響かなくなっているように感じる。姪(親にとっては孫)が成長した時にどういう姿を見せるのやら。
兄は以前と比べて咀嚼音が明らかに大きくなっている。今までは違ったはずだが、太って口呼吸になっているのか微妙に口元が開いているような気がする。そして一度気になると尚更くちゃくちゃ音がはっきり聞こえてしまうので、テレビの音量を上げて誤魔化している。
友人のような関係なら何気ない流れで指摘できると思うが、これまで幾度となく長男として権威を示してきた兄が自分の指摘を素直に受け入れるとは思えない。それどころか「そんなこと言うならお前だって~」と今まで自分に抱えていた不満を大量放出するだろう。
自分はもちろんだが父も母も悪い意味で一癖二癖ある以上、誰が言っても「これはマジで治さなきゃ」という気持ちにさせるのは難しいかもしれない。いわゆる「お前が言うな」の意識は想像以上に人を頑固にさせる。
というわけで今は父の食事マナーで視覚が、兄の咀嚼音で聴覚がムズムズしている。あと兄と同じ閉め切った部屋で寝ていると、朝起きた時に微妙に加齢臭っぽいものを感じる。これで嗅覚もコンプリートだ。
味覚と触覚まで侵されたら第六感に目覚めるやもしれん。いずれはセブンセンシズまでいくか?
俺こそが無色(無職)の聖闘士ってやかましいわ。
