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友情・努力・そして料理

得意な調理法は焼く、炒める、お湯を入れて3分待つ、の無職である。

暖かくなってきたので夕飯に鍋を作る頻度が下がり、代わりにスーパーの総菜系が増えてきた。

確か以前も書いたが、父が半額シールにめっぽう弱く、ほぼ高確率で買いすぎてしまう。それで「あれが高くなったこれが高くなった」と文句を言うもんだから「半額を2個買ったら定額なんだよ」と散々注意しているが、どうにも反省の色が見られない。

年を取って更に自分の失敗を認めなくなった気がするがメインの話はそこではなく、今年に入ってから見る回数が増えた『〇〇の素』系(?)のことである。

正式名称はよく分からないが、味の素や丸美屋が販売している「具材を少し調理してこのタレをかけて混ぜれば本格的な料理になりますよ」的なやつだ。麻婆豆腐とかが有名だろうか。

実際にやることは非常に簡単で、兄が具材を切って自分がレシピ通りに焼いたり混ぜたり煮たりするだけで非常に美味しい料理が完成する。非常にコスパがいい。

はっきり言って自分は料理が得意でもないし趣味でもない。何なら不器用なほうなので『〇〇切り』は全てざく切りになるレベルだ。じゃがいもの皮を剥いたらサイズが3分の1ぐらいになるだろう。

そんな自分でも(具材の用意は兄がしたとはいえ)簡単に美味しい料理を完成させられるアイテムが出てきたのは素晴らしいことであり、そこから料理にハマる人も出てくるだろうと思う。

一方で気になるのだが、料理が趣味だったり得意だったりという人からすれば、こういったアイテムを使うのは邪道と思うのだろうか。いわゆる車の界隈でも、「自分でジャッキアップから部品交換までできないのに車好きを名乗るんじゃねえ」とか「オートマでドライブ好きとか笑わせんな」という層は一定数いる。

ハードルが下がれば門戸が広くなるが、人が増えることで新しい意見が出てきて対立するのはどこの界隈でもあり得る。しかも大体が便利アイテムに対してで、「苦労しなきゃ一人前じゃない」という日本人らしさ(?)全開の主張とよく衝突している。

料理に関しても長いことやってる兄に少しそのきらいがあり、別に自分が素を見て「料理なんて簡単だな」と言ったわけでもないのに「まあでも普通は自分でタレを作るけどな」ぐらいの対抗心を見せてくる。

あと「辛いのは平気ですけど」アピールが地味に面倒だったりする。自分と母は辛いのが苦手なのだが「は?どこが辛いの?なんの刺激も無いじゃん」ともはや逆に味覚障害を疑う盛りかたをすることもある。

まあ本人からすれば長いことやってる家事関係には一家言あるんだろうし、こちらが下手に出てる間は面倒な先輩社員ムーブをかますだけに留まってくれるからいいや。

これからも自分が料理を趣味と呼ぶほどハマることはないと思うが、栄養効率の高い料理や調理法に関してはアンテナを張っていかないと身体が衰えていく一方なので、ほどほどに勉強しておこう。




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