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緊張と緩和と心強さと

とある購読ブロガーさんの記事で、メインの話とは違うが「お水やお茶など『お』をつけた単語は美化されるが、『おパンティー』という言葉はなぜ面白いのか」という文章が目に入った。

内容が内容なので名誉のため名前は伏せるが、なるほど確かに面白いと思った。(同類)

この「面白い」という感情の原理を言葉で正確に説明するのは難しいが、自分は似たような事例をよく聞いている。

ウォークマンに残している『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』にあったやり取りで、二人が若い頃営業で披露していたネタの中に「二人の出会いを語る」というものがある。

そこで有田が自分の話しかしないので、痺れを切らした上田が「俺出てこねえじゃねえかよ!もしよろしければ俺を出せ!」と言ってウケを頂く。

この面白い所は、一文の中に丁寧口調と命令口調を混同させている部分にある。つまり、「来ると思っていた流れから思いもよらぬものが出て来た」というギャップが生まれている。ツッコミといういわば攻撃的な行動から丁寧語が来る時点で虚を突かれるし、そのまま丁寧語で行くかと思いきや命令口調になったりいい意味で忙しい。

桂枝雀師匠の言う『緊張と緩和』の繰り返しが上手く作用して笑いを生み出している。

こういった分析をラジオ内での上田は非常に嫌っている(誰でもネタを分析されるのは恥ずかしい)が、そこで更に「俺をイジるな!俺を分析するな!だが興味は持て」と続ける。ここでも前二つの文が緊張を生み出し、最後にしっかり人気になりたいという隙を用意して緩和させている。流石はウケを頂くプロだ。

ここで『おパンティー』の件に戻るが、『パンティー』はジャンルとして下ネタの部類に入る。(他の下ネタと比べて緩いほうだが)

そこに言葉のランクを上げる『お』が付くことで瞬間的な矛盾、つまり緊張と緩和を作り出すことでギャップが生まれ、面白さを感じるのだと思う。

一単語で矛盾を生み出すという意味では、『新築ボロアパート』みたいなパワーワードとも呼べるものも該当するのではなかろうか。

余談だが、往々にして下ネタがウケやすいのは、公共の場において殆どの瞬間が「下ネタはこの場にふさわしくない」という緊張を生んでいるからである。無意識的に緊張している空間に突如下ネタという緩和が入れば基本的にはウケるものである。

ある意味では浅い笑いとも言えるが、その下ネタですらウケないパターンがあるとすれば、下ネタによる緩和では打ち消せないレベルの緊張した場面(シンプルにふざけてる場合じゃないTPO)で使ってしまってるか、それを使う本人がどうしようもなく嫌われているのだと思う。

嫌いな人の言うことはたとえ正論でも耳に入れたくない。人間だもの。はむを。




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