我が家のトイレは長らくラベンダーの香りがする消臭スプレーのお世話になっていたが、昨日は親が石けんの香りなるバージョンを買ってきた。
トイレ=ラベンダー、ラベンダー=トイレという可逆的失礼方程式が頭にあったのでどんなもんかと思って試しに使ってみたところ、想像以上にいい匂いだった。
やはり『身体を綺麗にするもの』というイメージがあるせいか、石けんは芳香剤等でも人気の香りである。
しかし「そもそも石けんの香りとは何ぞや、というか石けんて何ぞや」と思ったので調べてみた。
細かな違いはあるものの、石けんの主成分は天然油脂(あるいはそれを基にした脂肪酸)と水酸化ナトリウムらしい。家庭では何らかの油と苛性ソーダを混ぜ合わせて手作りすることもできるとか何とか。たまに企業の展示等で石けんづくりイベントをやっているのを見たことがあるので、意外と簡単に作れるのだろう。
wikiいわく、石けんの起源は1万年前まで遡り、獣肉を焼いて食べていたところ、肉から滴り落ちた脂と灰が反応したものが土にかかり、その土が汚れを綺麗に落とす性質を持っていることに気づいたのが始まりらしい。サンキュー原始人。
後に正式な化学反応が証明され、塩基による加水分解を鹸(けん)化と呼ぶようになり(正に石鹸の鹸である)、現在の石けんに繋がっている。
材料や製法は分かったが、油脂やナトリウムといったザ・化学物質がいい匂いを出すとは思えないので、シンプルに石けんの匂いの原因を検索窓にぶちこんでみた。
どうやら我々がいい匂いと感じているのは、石けんの製造過程で添加されている香料のおかげらしい。この香料は、色々な種類の花から抽出した成分とアルデヒドを混ぜていい匂いになるとか。
とはいえ、これでは『石けんの香り』というより『香料の香り』という風情もへったくれもない商品名になりそうなので、この名前にするのも仕方ない。
花の名前を使えばパッケージのカラーがその花の色になる一方で、石けんの香りは水色のパッケージが多い気がする。石けん=綺麗=水色という発想なのだろうか。
自分は車の芳香剤にホワイトムスクを使っているが、次は石けんの香りにしてみようかしら。カー用品店の芳香剤コーナーは色々混ざってカオスな空間になっているため、ある程度候補を絞ってさっさと買わないと個人的に辛い。
やがて世間を石けんが席巻するかも知れない。
…スベってもいいじゃない。石けんだもの。はむを。
