本年1月3日、米トランプ政権はヴェネズエラのマドウロ大統領夫妻を拉致し、NYC内のブルックリンの拘置施設に移送した。
【第428回】米国によるヴェネズエラ「侵略」~ 国際法違反 - 浜地道雄の「異目異耳」
考えられない愚挙だ。
同政権は、それに続き、2月28日、イラン攻撃を開始した。
ヴェネズエラ侵略と同様、イスラエル(ネタニアフ首相)との共同戦略行為である。

その後、イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の殺害も明らかになった。
そこで忘れてはならない大問題は、イランがイスラム(教)国家であるということだ。
第一、その正式国名はイラン・イスラム共和国Islamic Republic of Iran だ。
即ち9000万人の人口のうち、90%がイスラム教徒であり、彼らにとって聖クルアーン(コーラン)の教えは「絶対生活訓」である。
【第75回】 「番外編」イスラムを知らずして世界は語れない - 浜地道雄の「異目異耳」

2章 牝牛 186節で「汝らに戦いを挑む者があれば、アッラーの道のために堂々とこれを迎え撃て」と命令している。但し、「こちらから不義を仕掛けてはならぬぞ」ともある。
即ち、米軍による攻撃への「反撃」はアラー神の命令である 。
また、2章 牝牛 188節、189節に「しかし、向こうが止めたら(汝らも)手を引け」とある。
加えて、ハメネイ師とは「政治的リーダ」であるが、それ以前に「宗教(イスラム教)指導者」である。その死(敵による殺人)は「殉教」(信仰ゆえの死)であり、国民(信者)の団結を深めるということに他ならない。
日本での報道解説には出てないが、これらを忘れてはならない!
ここでは改めて、トランプ米大統領の不行状を指摘せねばならない。
【第426回】 トランプ米大統領の不行状の根にあるもの - 浜地道雄の「異目異耳」
以下、イラン=ペルシャという観点でのトリヴィア、参考までー
【第430回】トランプがイランを攻撃?! ~ アラックを片手に想う - 浜地道雄の「異目異耳」