組織が選んだ最高の映画たち!
私が注目している映画賞はたくさんあるのですが、今回は下記の三つを取り上げます。
- 東京アニメアワードフェスティバル アニメファン賞
- 毎日映画コンクール TSUTAYA DISCAS映画ファン賞
- キネマ旬報読者選出ベストテン
この3つの映画賞には共通点があります。毎年、組織票にハックされているんですね。
組織票と推し活投票
なお、今まで何度も同じことを書いてきましたが、私はこれらの組織票は悪いことではないと思っています。私も去年から「組織票」を「推し活投票」という言葉に置き換えるようにしています。ただその一方で資本を使った組織票が映画賞に入り込むパターンが存在するのも事実です。今後は言葉を下記のように使い分けようかと考えてます。
- ファン心理を使った集団投票=推し活投票
- それ以外の集団投票=組織票
では3つの映画賞に何が起きたのかを解説します↓
東京アニメアワードフェスティバル アニメファン賞

約17000人の得票のうち75%が二本の映画に集中しているという凄い結果になっています。 映画館で投票することで映画の結末が変わるという公開形態自体が推し活の新時代を象徴する『ヒプノシスマイク』が一位なのは当然でしょう。 驚くべきはそんな『ヒプノシスマイク』の半数以上の得票を獲得した『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』です。『真生版』は327カットの作り直しがあったため、ゲ謎ファンたちの間で「#327カットに感謝を込めて」というハッシュタグが流行りました。映画に対する感謝表明としてTAAFへのやや暴走気味な推し活投票が発生したのです。 ただ今のTAAFは不正投票対策をもっともキッチリやっている映画賞で、ゲ謎への不正投票は厳しく取り締まられました。この結果は不正投票を除外したもので、それで5000票近くも集めるのは偉業です。
毎日映画コンクール TSUTAYA DISCAS映画ファン賞

旧ジャニーズファンたちの推し活投票の場所となっている映画賞です。
長尾謙杜(なにわ男子)が主演する『おいしくて泣くとき』に推し活投票が発生して一位になったと思われます。さらに目黒連(Snow Man)の『劇場版 トリリオンゲーム』が三位、森崎ウィンと向井康二(二人ともSnow Man)の『(LOVE SONG)』が四位になっています。 ちなみに2025年の映画ベスト100では、『おいしくて泣くとき』はTOP300圏外、『劇場版 トリリオンゲーム』はTOP500にすら入っておらず、『(LOVE SONG)』に至っては投票者7000人中、投票したのがたった3名という有様です。映画ファンの評価と映画賞の結果に大きすぎる差があります。
キネマ旬報読者選出ベストテン
目黒連の『劇場版 トリリオンゲーム』が五位という高順位だったのが不自然なくらいで、あとは概ね世間の評価通りです。強いて言うなら映画ベスト100で51位だった『フロントライン』がキネマ旬報読者選出ベストテンで二位だったのは*1やや不自然ですが、キネ旬読者は社会派エンターテイメントを高く評価する傾向があるので、推し活だと断定は出来ません。
邦アニベストテン
こんなこと書いている私が企画している邦アニベストテンでも推し活投票が発生しました。詳細は邦アニベストテンの発表時に書きます。邦アニベストテンのルールのページに書いてあるとおり全く問題ありません。むしろ大歓迎です。
推し活投票対策
映画賞における推し活投票は一体どうすれば良いのか?今回取り上げた3つの映画賞はきちんとやっています。それは映画賞を下記の二つに分割することです。
- 推し活投票が発生しない評論家選出
- 推し活投票が発生する一般選出
邦アニベストテンでも今年は推し活の影響を除いた「邦アニベストテン_ガチ編」を別途発表します。
*1:一位は国宝