今年度後半の研究会。
両方とも分厚い本なので、難儀しそうだ。
『イデーン』は、哲学分野の人でも読み切っているかどうか。
一言で言うと、ギリシャ以降の「主観ー客観」問題を解決に導いた人類史にとって画期的な著書である。
普通の人には、縁遠いし、客観的であることが在ると思っていますが、全て主観ですよ、というのがフッサールです。
でないと、数理的世界は公理からの理論を誰も疑わないが、人文科学系は価値観と主義が入り乱れ、大きく客観主義ー主観主義とか、独断論ー相対主義に分かれて論争を4000年繰り広げ、いまでもフッサールの趣旨を誤読したハイデガーら弟子たちが無用な自説を流布したままです。
さすがにいまや、哲学の若手研究者で、主客図式を論じる者はいなくなっています。その普遍性が認知されてきたのです。
フッサールが出て約百年を経て、日本人が世界的金字塔を打ち立てたのです。
原書はとにかく難解で分りにくいらしい。
アメリカのトランプ混乱を正確に知りたい人は、
この大きな流れがあります。
経済的問題が現状は絡んできますから、哲学的にはなぜそのように考えるのか、ということが理解できるということです。
これは若手は今やアメリカの植民地状態の学者の位置づけなので、必修科目となっていますから詳細を省きます。
再度言っときますよ、リベラリズムは素晴らしいものです、しかし人間の共同体原理にすると限界があります。
トランプ混乱はそのあがきです。
日本人も参政党が伸びました。
以前も書きましたが、なぜか。
極右は共同体問題をテーマにして、はじめて国民の生活ー大きな政府論であったためです。
(日本の右翼は観念的なパターナリズム一原理だけでした。)
ヨーロッパ諸国の極右と同じといわれるのはそういう点であり、
これは今後も形を変えて主流になる可能性があります。