昨日書いた後、斉藤知事の記者会見を報じた、読売TVの「改善」内容の確認を行いました。
担当は財務局県政改革課のM氏が担当でした。
説明はこのようなものでした。
財務局・広報が発表した件は、あくまで4月公益通報として寄せられたものについて応答、検討結果を発表。3月のものが公益通報かどうかということについては第三者委員会で行っており関知しない。すなわち、「おねだり」と「叱責パワハラ」のみの発表だということ。
私の質問1、3月も4月も内容はほぼ同じもの、3月が怪文書扱いで公益通報認定されないようなので、県民局長は4月に再度通報した、従って第三者委員会に検討を委託した方がよくないか。なぜなら、再選されたら即刻無罪判断を出して、忖度を疑われますよ。しかも、行政機関が、内部でパワハラがあったわけで、再度内部判断で「無罪」は信用をされません。ここは、公平性から、第三者の判断をお願いします、と預けた方が斉藤知事の反省と真摯さが好印象をもたらすのではないか。
回答1,4月の公益通報のみと報道にも言ってあります、と繰り返すばかり。
質問2,庁内で財務局県政改革課から、報道にあった外部の通報窓口を設けたという改善は評価するとして、通報者名など漏れる恐れはないのか。
回答2,ない、メールで通報するので個人名は特定されない。
質問3,しかし、問題がどの部局か分からないでは、改善しようがないではないか、その時幹部の問題なら、トップまで情報は行かざるを得ないと思うが。
回答3、まそれは⋯⋯。
質問4,今の財務局の窓口はどうするのか。
回答4,これは今まで通り庁内のものとして残す。
質問5,それでは、二本立てということですね。職員が対応し、トップや幹部への申立なら情報はトップまで当然あげられるだろう、再び同じパワハラが起こる可能性があり、何も改善には至っていないのではないのですか。
回答5、それは職員がどうするか判断するドウヤコウヤムニャムニャ⋯。(聞き取りれない)
お分かりのように、何のこちゃない、多くの自治体が既に実施している外部窓口を設けたというだけなのであり、県庁内でのパワハラ通報者極秘処分の構造は変わっていないと言えるだろう。
12日記者会見の答弁では、3月の文書は公益通報ではないから、県民局長を懲戒処分にした、しかし4月は財務局窓口に宛てられたので、今回審議して「無罪」だと判定したと答弁した。
県民局長の内容は3月分も4月分もほぼ同じなのに、今回も4月分に限定し、パワハラしたと同じ県庁職員が「真実相当性」を調査、相当性はないと判断したわけで、この構造こそが問題を発生させたのにまたやってしまった。
しかも、12日の会見では、物品受領などのルール作りなどの改善調整をしましたーと知事は弁明したが、「真実相当性」がないと結論づけたなら、改善調整などする必要はないはずだ。
もう言ってることがグチャクチャです。
そもそも、ほとんどの自治体の公益通報窓口は総務部とかコンプライアンス部門なのに、なぜ兵庫県庁は財務局なのか意味が解らなかった。
テレ朝の元法務部長の西脇弁護士の話で謎が解けました。
斉藤知事が、総務省時代の後輩を引っ張ってきて、財務局を新設し、その部長に据えた「お仲間」ということらしい。この稲本部長は、パワハラ問題が深刻な問題として知事批判が強くなった8月には、理事に昇格している。
今回の「無罪論」は、なんのことはない、斉藤人脈お仲間クラブが、誰にどう検証したのかも公表せず、事件のもみ消しを図った構図がみてとれます。
失礼な言い方だが、二人とも総務省本庁では傍流に転落して、地方に活路を見出した「落語者」といってもいいようです。能力よりも、おそらく集団のなかでの人格問題だろうと、あくまで推測だが感じられます。
私も組織人として多くのトップの人格をみてきて、このような天下った先で、古くからの在職者を愚物扱いする人格貧欠陥者をみてきました。大方が、新参社長になびかない古参をパワハラして虐め左遷しイェスマンだけを置くことはよくあるパターンだ。
例え改革に障害と判断する古参がいても、古参に自らが組織の大義のために辞表を出すよう説得し、それに長年の慰労と感謝の対価を支給するものです。
改革するなら、手続きや内規を無視してよいことにはならないのです。労働組合があれば、従業員に犠牲が生じないよう配慮し、合意を得なければなりません。
今回の県民局長の処分のように、本人の辞表を認めず、総務部付きに数か月棚ざらしして懲戒処分を下すこの冷酷さ。第二の人生の就職先まで潰したのです。
自殺に追い込んだのは、斉藤知事と片山副知事と井ノ本元総務部長(8月人事で体調不良により総務部付け)と有田元秘書広報室長現総務部長と稲本財務局部長らの斉藤人脈(通称「牛タンクラブ)の「組織犯罪」であったことがより鮮明になったと言えるでしょう。
今回の「無罪論」が、こうした斉藤人脈により、県民局長を自殺に追い込んだやり方と逆バージョンともいえる斉藤活性化作戦であったと、私は強く認識しました。
そして公益通報審査部署に財務局稲本部長をそのまま責任者として残しています。
あの、演技性自己愛症候群と裁判所に認定された橋下徹氏さえも、自分のことは棚に上げて、権力者として失格だと批判していますから、かなりヤバイのでしょうね。
なお、県民局長が、不倫をしていたためそれが自殺の原因であるとか、斉藤知事転覆の陰謀論などを言う人が一部におりますが、既にそれは疑いを推認できても確定的証拠はないと、週刊文春やジャーナリストで証明されています。
立花孝志の様な、裁判所に「反社会的カルト集団」だと規定されているような俗悪さを信じる知能の低い人は、肝心な個人情報が立花やネットに流出し、拡散させてしまった県庁職員の公務員守秘義務違反を問わないのです。
誰ですか、三人しか当初見ていなかったはずのものが、県議から外部の立花やジャーナリストにまで拡散されて、立花が吹聴したような男女の肉体的絡みの写真など誰も証言していません。あったのは女性の顔写真3枚のみ。文書は恋愛小説らしきもので、不倫の証拠と認定できるものではないと、ジャーナリストたちは口を揃えて証言しています。
12日記者会見でもジャーナリストが、質問をしていました。
知事は、(片山副知事と井ノ本元総務部長の3人しか見ていない)県民局長のファイル内容が拡散したことが大分前に分ったにもかかわらず、なぜ守秘義務違反として未だに警察に届け調査をしないのですか。
当然の質問でしょう。第三者委員会の奥谷委員長は、委員会ではこれはプライバシーにもかかわらず片山副知事が喋り出したため発言を制止しているのですから。
さもすべてを見てきたように、あることないこと嘘八百を立花孝志は放言し、選挙を混乱させました。
そして昨日13日の泉大津市長選挙立ち合い演説では、立花は「僕が斉藤知事はパワハラしていませんでしたと、嘘をいいました」としゃあしゃあと聴衆に向かって軽々しく拡声したのでした。
こういう、アーレントのいう階層脱落者「モッブ」は、大衆と違って未来を考えない、強いと思う人にただ付き従い、暴力と破壊しかできないクズだと言っていますが、ナチズムの強力な推進者たちでした。
今回兵庫県民のなかに、「モッブ」が熱狂したことは、注意が必要です。
エリートが劣化すると、必ず「モッブ」を生みます。そして下手をすると全体主義がある朝成立しているかもしれません。
12日記者会見で、毎日新聞の記者がいみじくも核心的な質問をしています。
3月の県民局長の処分が、本人は最大のパワハラだと言ったわけですから、斉藤知事は謝罪とお悔みに行くとかはしないのか、と。
改善したというなら、これこそがクリアーされなければならないことではないかと、普通の感覚では思うはずです。だから毎日の記者は問いただしたのでしょう。
斉藤知事は、別の話にずらしたので、再度行くか行かないかと糺されて、相手のある事なのでしばらくたって考えたいと言うに留まったのでした。
さて、ヘタレ兵庫県警と言われているが、自分達のトップを捜査できるのでしょうか。
不祥事だらけの検察特捜部は機能するのでしょうか。
ナチスを生み出した、あらゆる階層脱落者「モッブ」が大量に湧いて出た兵庫県民は、良心をもって、斉藤再選に異議を唱える継続的運動を持続していくことが必要でしょう。
聞けば、兵庫県庁の就職希望者が一気に減っているとも聞きます。自治体トップの能力が、県民に即座に跳ね返ってくる時代です。憂慮すべきことです。