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【2557冊目】小松左京『題未定』

 

 

 

ヘンな小説である。連載のタイトルが決まらないと悩んでいる作家(著者自身)のところに手紙が届くのだが、それがどれも「連載されている小説」についての感想なのである。さらに「2カ月後から来た著者自身」からの手紙まで登場し、そこから「宇宙人」に出会い、なぜかハワイのレストランに移動し、さらになんとタイムトラベルで7世紀の日本へと……。

 

どうやら「著者がタイトルを思いつかない」ことがとんでもない歴史的緊急事態を引き起こしているらしいのだが、その事情がよく分からないままに、著者の膨大な歴史的ウンチクが披露され、著者自身はさらに江戸時代の日本にまで移動し、結局「題未定」がそのまま小説のタイトルとなるという、なんだか鼻をつままれたような展開のまま幕を閉じる。著者の余芸なのか、はたまたシュールでメタな新しいSFに本気で取り組んだのか。珍妙ながら忘れがたい作品。




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