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【2417冊目】益田ミリ『世界は終わらない』

 

 

 

 32歳の書店員、土田の日々を描くマンガ。地味できまじめな土田の人生は、まったくもって平穏そのもの。書店員でレジを打ち、時には企画を考え、昼は同僚と食事に行き、ごくたまに合コンがあり、でもたいていは一人暮らしの部屋に帰り、スーパーの弁当を食べる。

 

オレの人生
こんなはずじゃなかった
とは思わない
でもって
こんなもんだろう
とも思わない

 

この感じ、すごくよくわかる。私も含め多くの人が、たぶんこの「こんなはずじゃなかった」と「こんなもんだろう」の間で揺れ動いているんじゃないだろうか。こういう、一見平凡だが微妙な感覚の揺れ動きみたいなものをつかまえるのが、この著者はうまい。

シンプルな絵も、かえって少しとぼけた味があって好感がもてる。さらっと読めるけど、どこか心にふんわりと気配を残す。いい漫画です。




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