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【2201冊目】アレクサンダー・フォン・フンボルト『自然の諸相』

 

 

 

「自然を生きた全体として眺め、たんに分析的ではなく常に綜合をめざしていた点において、彼の自然研究はまさにゲーテ的である。また自然を認識対象としてだけではなく、それを美的に体験し芸術的に表現しようとした点でも、フンボルトゲーテ時代にふさわしい人文学的自然科学者であった」(p.170「訳注」)

 



博物学フンボルトの出発点となった、5年に及ぶ中南米探検のエッセンス。植物学、地質学、天文学歴史学民俗学……。今ならさまざまな学問分野で「縦割り」にされるであろう観察と考察の記録が、縦横に結びつき、未知の世界の実像を描き出す。

しかもその自然の描写が、並の文学作品が束になってもかなわない美しさなのだから、これはとんでもない紀行文であり、フィールドワークの精華なのである。

 

もちろん19世紀に書かれたものであるから、学問的な正確さにはいろいろ問題はあるだろう。しかし、それを差し引いても、この「知の総合芸術」は鑑賞の価値がある。かつて学問は一つだった。そして、そもそも世界は一つであるはずなのである。




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