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【2128冊目】幸田露伴『連環記』

 

 

 
幸田露伴は面白い。あらためて感じ入った。

とっつきづらい文語調も、読んでいくうちに慣れてくる。慣れると今度は、独特の語り口調に酔わされ、酔わされ、気が付いたら最後のページ。小説というより講談、あるいは漫談か。脇道にどんどん逸れていくようで、するりと元に戻る手際に職人芸を感じる。

スカトロジーやネクロフィリアもチラ見させ、時にふざけ、時にしんみり、時に勢いづいて、変幻自在に読者を引っ張っていく。併せて収められている「プラクリチ」も秀逸。ブッダの弟子阿難の恋情に、「連環記」における定基の力寿(これが女性の名前。しかも美女)への恋情が重なり合う。だいたい「プラクリチ」の一行目は「恋愛は破壊をつかさどるものである」と始まるのだ。

恋愛小説ではなく、むしろ反・恋愛小説というべきか。露伴の話芸が光る、最晩年の作品。




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