
千葉港にそびえ立つ千葉ポートタワーは、40年前の1986(昭和61)年につくられた。全体がハーフミラーのパネルで覆われており、遠くから見た場合は今でも未来的な印象が保たれている。おそらく菱形の平面形状が、その印象の強化に寄与しているだろう。なにしろ、やたらとパース感が強調されるもんね。
ちょっと実験的に、菱形の一辺の延長線上に立って、その一辺が中心になるように眺めてみた。さらに撮影した写真をあおり補正して、垂直線をしっかり出してみた。すると、別世界から出現したペラペラなシートが立ち上っているかのような、不思議なSF的空間になった。もちろん、ピカピカの外装パネルのラインが、周辺のパースラインと一致していないためだろう。
今年の目標のひとつとして、これに類する違和感が漂うSF的景観を集めてみようかな。前回のぐるぐるスロープも、さらにその前の室外機とパイプもその路線だしね。