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美術鑑賞体験

今回のオランダ旅行は、かつての体験をトレースすることで自分の感覚を更新することを心がけた。そのひとつが、アートに関するインプットを追体験すること。15年前のオランダ滞在時、かつてない頻度で美術館を訪れて浴びるように多様なアート体験をしたことで、ようやく自分の感受性が活性化され、自分の「好き」が自覚でき、その幅が広がる感覚を手に入れた。それを確かめたかったというわけだ。

なぜそんな贅沢な環境が実現できたかというと、「ミュージアム・カード(Museumkaart/ミューゼアムカールト)」というものがあるためだ。これはオランダ国内の数多くの美術館・博物館に入場できる、有効期限が1年間の共通パスだ。当時いくらだったかは憶えていないが、日本円で1万円しなかったと思う。4回程度行けば元が取れるという、超絶良心的な設定なのだ。「あの絵だけを観たい」とか「今日はこのコーナーを中心に巡ろう」とか「数時間余裕ができたので立ち寄ってみるか」とか、ものすごく気楽に施設に入ることができる。人気の美術館の場合は、チケットブースの行列に並ぶ必要がなくなるし。オランダの文化水準を支える仕組みに便乗できたことは、自分のその後に大きな影響があったように感じている。

これは旅行者でも仮カードによって恩恵を受けることができたため、10年前のオランダ旅行時にも購入し、合計7施設を巡った。今回は1〜2施設は行くことを決めていたので、少々悩んだ。しかし、初日のデン・ハーグでまだ体力と時間があったことから「デン・ハーグ市美術館」の充実したモンドリアンのコレクションを再鑑賞したくなり、道すがらChat GPTにどうすべきかを聞いてみた。現在は少しシステムが変わっていて、オランダ居住者以外は有効期限が31日間で利用上限が5施設とのこと。ちなみに金額は75ユーロ。まあChat GPTもおすすめしてくれたし、窓口でもやさしく丁寧に説明してくれたし、その後の行程で悩まなくて済むようにと、あっさり購入して入場した。

結果的に今回の旅で実際に作品鑑賞をした美術関連施設は、「デン・ハーグ市美術館」「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」「FENIX移民美術館」「Foam写真美術館」「アムステルダム市立美術館」の5箇所。このうち2025年5月開館の「FENIX移民美術館」はまだミュージアム・カードの利用ができないとのことだったが、それ以外は問題なく入場できた。ちなみに、作品鑑賞はしなかったが一歩足を踏み入れた施設は、「クンストハル美術館」「ナインチェ博物館」「ユトレヒト中央博物館」「アムステルダム国立美術館」「ファン・ゴッホ美術館」の5箇所。少々欲張りすぎた気もするが、それぞれの建築鑑賞もできて、お土産購入もできて、当時の感覚がふつふつと蘇ってきたので、よしとする。

上の写真はオランダ近代建築の父と言われるベルラーヘが設計した「デン・ハーグ市美術館」。1935年につくられた建築物自体も見応えたっぷりだし、数多くの作品群も魅力的なわけだが、とにかくモンドリアンを含むデ・ステイル関連の作品群は楽しかった。15年前に訪れた時の印象とは少々異なったが、僕自身の知識が増えたことに加えて、おそらく展示形態をずいぶん変えたのだと思う。時間的空間的な見せ方が秀逸で、より深い鑑賞体験ができたように思えた。再訪して本当に良かった。




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