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『人間失格カステラサンド』

あまり褒められた行為ではないのは自覚してるのですがどちからというと「しなかった後悔よりしてしまった後悔のほうが良い」という思考になることがあります。ので、おとなのおもちゃでMAXが未経験だったのでついスイッチを入れ悶絶し…的なのもゼロではないのですが、経験だけは残るのでヨシ!としています。

JRの駅ではたまに東京以外の物産を集めた露店がでることがあるのですが

この週末、青森の工藤パンの『人間失格カステラサンド』というのを見つけています。ミルク風味クリームと書いてあるのでおそらくそれをサンドしたカステラなのはわかるのですが、問題はそれがどう『人間失格』と結びつくのかが初見では謎です。ほんとは別のものを買うつもりであったのですが、その謎がひっかかったのと面白そうなのであとで喰おうということになりました。

実食してみると、どちらかというとしっとりしてないカステラ生地に(つまりぱさぱさのカステラ生地に)うっすらとクリームが挟まっていて、そこそこ甘いものの変化もなくひたすら単調で、2等分したからよかったもののコーヒーもしくは紅茶がないと半分でも食べるのがキツく、そして喰いながら「これがどう人間失格と結びつくのか?」とか「こんなものに飛びつくミーハーな性格が人間失格だ!という戒めとか?」とか謎が深まっています。しなかった後悔よりマシとはいえ正直今回は「してしまった後悔」のほうが途中まで強かったです。

でもなんですが。

実食後、かなりの高カロリーであったのかしばらく腹が減りませんでした。そして『人間失格』には「空腹がどういう感覚であるかわからない」という告白があって(おそらく他人と感覚を共有できぬと感じていた作者太宰治の孤独感の痛切な叫びでもあるかもしれぬのですがそれはいまは横に置いておくとして)、カステラサンドを食べたゆえに登場人物に似た体験というか「空腹がわからない」状態に陥っていました。それに気がついて唸らされちまっています。当たってるかどうかはわかりませんが。

個人的には次に買うことはないです。とはいうものの、食前食中食後に太宰作品についてあれこれ考えさせられた点でトラップにものの見事に引っかかってしまったので、すごくうまいなあ、と。




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