
社会人になったばかりの時に、職場の先輩の紹介で外貨(米ドル)建て個人年金を始めた。その当時はマネーリテラシーが全く無かった。「保険」というもの自体がどういうものか知らなかったし、日本円と米ドルの関係もよくわかっていなかった。ただ毎月お金を積み立てていれば、銀行預金なんかと比べてはるかにお金を増やすことができて、老後も安心して生活できるという説明を受けて「世の中にはこんなに素晴らしい商品があるんだ!」と驚き、何の躊躇いもなくその保険に加入したのである。今振り返ってみれば、半分は正解だったし、半分は失敗だったと思う。
外貨建て個人年金保険には結局2つの生命保険会社で加入することになったのだが、一方の保険担当者が退職したのがきっかけに、昨年その一つを解約し、手元に入ってきたお金を全額株式投資(全世界株式など)に注ぎ込んだのである。解約した時のタイミングはかなり円安に傾いた時だった。その当時、日本は利上げし、アメリカは利下げをするかどうかのタイミングだったので、迷わず解約するお金は日本円で受け取ることにした。ややこしい話になるが、1ドル70円台の頃から積み立ててきた米ドルなので、為替差益だけでも日本円としてかなり膨れ上がってくれたのだ。その膨れ上がった日本円を手にした時に、これまたタイミングよくトランプ大統領による関税ショックが起こり、株価がかなり暴落したタイミングで全額株式投資に注ぎ込めたのである。ここでこの話を整理すると、僕は元々2つの外貨建て個人年金の積立をしていて、一つは昨年末に解約して全て株式投資に使い、もう一つはそのまま今でも個人年金として積立を継続しているという状況だ。
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さて、この2つの外貨建て個人年金のお金は今どうなったかと言うと、まず解約して株式投資して放ったらかしにしている方のお金は、この半年くらいで200万円以上増えたのである。その一方で今でも積立を継続している方の外貨建て個人年金は100万円くらいしか増えていない。ぶっちゃけ解約したタイミングも良かったのであるが、それにしても最初から外貨建て個人年金なんかではなく株式投資を知っていれば、今頃かなりの額の資産形成ができていたはずである。これは僕の人生の中で最も悔やまれる点である。ずばり、お金のことを知らなすぎたし、誰も教えてくれないのであれば自ら学ぼうという姿勢に欠けたことが問題である。

それならこの残された外貨建て個人年金も今の円安のタイミングで全て解約し、日本円にして握っていれば今後とてつもないチャンスがやってくるのでは?と思うのは当然だ。実際に何回も(何十回も…)解約しようと決心し、その都度やっぱりこのお金には手をつけてはダメだ…と思いとどまってきた。昨年末のように持っている株式を利益確定して、全て寄付してしまうという事態に陥るかもしれない。あの寄付自体は世の中の役に少しくらいは役に立ったはずではあるが、その後の世界のニュースを観ていても、僕が数百万円ばかし寄付したって世の中何も変わらないんだろうなあ…と思うと、自分のやった寄付すら単なる偽善に思えるようになってきた。取り止めもない話になってしまったが、社会人になってからの資産運用を振り返ってみて、もう一度やり直すことができるならこうするだろうなあ…いや、絶対にこうすべきだ!と感じたこと最後にまとめてみる。
① 自己投資という名のイミフな浪費を根絶する
② 保険と投資は分けて考える
③ 全世界や全米インデックスに全力投資する
④ 儲かりそうな話があってもバカの一つ覚えのように③を繰り返す
⑤ 投資をしていることを忘れるくらいに仕事に没頭する
まあ、お金持ってあの世に行くわけじゃないし、正直言ってどーでもいい話ではある。真面目に働いて節度を持って生活していれば、銀行預金口座や証券口座の数字は勝手に増えていくし、増えすぎたなと思えば困っている人たちの支援に使うべきだと思うし、結局のところ個人個人で好きなようにすればよいだけの話なのだ。もうこんな記事は二度と書かないようにする。

それではまた^ ^