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オールドメディア

ぐるぐるねこ男

 

新聞、テレビ、ラジオといったメディアは、今や”オールドメディア”と称され(そしてバカにされ…)ているが、僕は今でも紙の新聞を購読している。先日の朝日新聞にグリーンランドで半世紀以上にわたって狩猟生活をしている日本人男性の記事が掲載されていた。犬ぞりを使った伝統的な狩猟生活を送っていて、衣服もホッキョクグマの毛皮やアザラシの皮で作り、何の制約もなく自由に生きているとのことだ。世の中にはいろんな人がいるんだなあって率直に感心したのだが、それと同時にその記事は、僕が研修医になったばかりの頃に抱いた”ある決意”について思い出させてくれた。

 

研修医になった時、僕はまだ20歳そこそこの年齢だった。憧れの職業に就くことができた僕はヤル気に満ち溢れていた。しかし現実は想像を絶するほど厳しかった。自分自身の能力の低さも原因だとは思うが、仕事の量や病院に拘束される時間が多過ぎて、研修医一年目から精神的に参ってしまったのである。酷いパワハラを受けたのは以前の記事にも書いてある通りだ。そしてその時に密かに決意したことは「人生が80年とするならば、40歳までは死ぬ気になって仕事をしよう」ということと、「残りの40年は仕事から解放され、完全に自由に生きていこう」ということだった。

 

その決心を心の底に秘めつつ、僕は全てのことを犠牲にして全力で働いた。逆に「残り40年の自由な人生」に向けてのワクワク感が心の支えになってくれたので、パワハラ上司からの不当な扱いにも耐え抜くことができたのかもしれない。その時に感じていたことは、外科の世界なんてできるだけ早く若い先生たちに道を譲らなければならないのでは?ということだ。手術が下手なくせに若い先生の活躍の場を奪うダメ上司もたくさん見てきた。そのことも、早めに医療の最前線から身を引くことへの後押しになった。そして当初の予定通りきっかり40歳で退職し、今は田舎の病院でのんびり仕事をしている。

 

週4日だけ仕事をし、のらりくらりとブログを書いたりしながら10年くらいの月日が経過した。そしてまた節目の年齢を迎えた。このまま同じような生活を続けていくのも悪くはないのだが、何か自分の人生のスパイスになるようなこともしてみたくもなった。そんなことを考えるきっかけをくれたのが、グリーンランドで何の制約もなく自由に狩猟生活を送っている日本人がいるという記事だった。世の中から”オールドメディア”と蔑まれる新聞ではあるが、そんなきっかけを与えてくれるという意味ではまだまだ捨てたものではない。要は「読み方」であったり、自分の「感じ方」が大切なんだと思う。

 

大島育雄

 

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それではまた^ ^




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