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親は子のために死ぬべし

ぐるぐるねこ男

 

最近、もの忘れが進んできたような気がする。もちろんまだ認知症になるような年齢では無いが、歳をとるとともにいろんな機能が落ちてくる。そして僕の家内も同じような経過を辿っている。そんな僕たちを見たうちの子が「もしボケたら施設に入れるから」みたいなことを冗談っぽく言ってきた。子供の何気ない一言であり、僕たちもボケるような年齢ではないのでサラッと聞き流せばよかったのであるが、その子供の一言が妙に心に突き刺さった。そして僕が子供の頃に「父に対してしてしまったこと」を思い出したのである。

 

僕が子供のころ、本を読むのがそこそこ好きだった。本の虫というほどではないが、同級生の中では本を読む方だったと思う。学校が休みになるたびに本屋に行った。棚に並んでいる本を眺め、手にとってパラパラめくってみるだけでも楽しかった。それ以上に本屋の中の空気感が好きだった。そんな子供時代に、父の日のプレゼントとして、普段本なんて一冊も読まない自分の父親に本をプレゼントすることにした。

 

どんな本が喜ばれるか(そして読んでもらえるか)全く検討がつかなかったので、大人が読みそうな本のコーナーでいろんな本の中身を見てみた。小一時間ほど立ち読み作業を続けていたところ、平積みされていた本の中で「これだ!」という本が見つかった。その本は…

 

 

…だった。今となっては本の中身を完全に忘れてしまったが、実際にその当時は「この本は自分の父にとってためになる」と真剣に思ったのである。そして僕は自分のお小遣いでこの本を買い、父の日にプレゼントしたのである。僕からこの本を受け取った父は「ありがとう」と言ってくれたが、少し苦笑いをしていたような記憶が残っている。むしろ、あまりありがたくないような表情だったと思う。そしてこの本を読んだか読まなかったのかは今でも分からない。

 

今思えばなんであんな(タイトルの)本をプレゼントしたんだろうなあ…って後悔している。その一方で、うちの子の「もし(僕たちが)ボケたら施設に入れるから」という一言も、悪意があって言った言葉ではないんだろうなあということに気がつくことができた。その一言を聞いた時、僕はあまりよい顔をしなかったし、その一言を言ってしまったうちの子も罰が悪そうにしていた。それにしても自分の父親に送った本を、自分自身が読む側の年齢になるとは驚きである。月日はあっという間に過ぎ、人生なんて気がつけば終わっているんだろうなあ…そんなしんみりした一日でした。

 

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それではまた^ ^




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