
世の中のほとんどのことは、継続し続けてさえいれば、結果はついてきます。自分自身の実力が向上するということもありますが、それ以上にまわりの人間が脱落していくという側面もあります。今現在、僕がそれを実感しているのがこのはてなブログ界であり、また2年前から始めている投資の世界です。世界と言ってもちっぽけな”界隈”レベルですが、ほんの数ヶ月くらいで脱落していく盟友(とも)達がたくさんいるのを残念に思うと同時に、生き残っている自分は少しずつ高みに向かって成長し続けているんだという実感が湧いています。やはり大切なのはまず「始める」こと、そして「続ける」ことだと思います。
しかし僕は以前、衝撃的な経験をしたことがあります。それは10年くらい前の話になりますが、手術の勉強をするためにその道の”達人”と呼ばれる先生に弟子入りした時のことです。研修医の時から自分なりに努力をし続けて、上司の先生に教えていただいた手技も完全に自分のものにし、研鑽に研鑽を重ねて専門医の資格も取得しました。そして、自分の手術に対する自信もかなりつけてきていた時でした。僕は「絶対に手術の世界で成功してみせる!」と意気揚々でその達人の元に飛び込んだのですが、一番最初に言われた言葉にとてもショックを受けました。その言葉は、
「今までの自分を完全にフォーマットしろ」
でした。それまで必死に研鑽し続けて、自信もかなりついてきていた自分の手術手技を全て捨てなさいということでした。本当の意味での”高み”を目指すのであれば、まず自分自身を完全にフォーマットし、真っ白の状態で手術手技をゼロから学び直しなさいという強烈なメッセージでした。僕は文字通り「真っ白」になったのです。そして手術手技だけでなく、患者さんの診察の仕方や検査結果の考え方、そして周術期管理など多くのことを”ゼロ”から学び直すことができました。
継続し続けてさえいれば、どんなことでも必ず結果がついてきます。これはおそらく全世界共通の普遍の真理かもしれません。しかし本当に行き詰まってしまってどうにもならなくなった時や、自分自身を更なる高みに向かってブレイクスルーさせたい時は、自分自身を完全にフォーマットしてしまうことも必要なのかもしれません。僕はあの時、自分自身を完全にフォーマットして本当によかったと思っています^ ^
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<本日のブッダの言葉>
さあ、この世の中を見よ。王者の車のように美麗である。愚者はそこに耽溺するが、心ある人はそれに執着しない。
『』中村 元 訳より

それではまた^ ^