
こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
図書館には、よく行かれますか。
図書館では、来られている方々が読みたい本を探して、読書スペースで読むことに集中しています。
ですので、おしゃべりをしたり、音を立てたりすると迷惑になってしまいます。
静かに落ち着いて過ごすことがルールとして定められているのは、みんなが安心して心地よく過ごすためなんですよね。
今回ご紹介するのは、そんな図書館でのお話。
ルールを守ることの大切さ、ルールを守ること以上に大切なこと、思いやりの心、そうしたものを教えてくれる素敵な絵本です。
としょかんライオン
作 :ミシェル・ヌードセン
絵 :ケビン・ホークス
訳 :福本友美子
発行:2007年4月20日 岩崎書店
とても優しく純粋なライオンのお話です。
優しいタッチの絵がその優しさや純粋さをより際立たせます。
この絵本からは他者への思いやりの気持ちやルールをどう守っていくのかについて学ぶことができます。ですので、一緒に読みながら考えるのも楽しみ方のひとつ。どんな気持ちになったかを言葉にしながら読みたい絵本です。
文字の量が多く読み応えのある物語ですので、自分で読むのなら小学生以上のお子さん向けになると思います。
登場人物
・ライオン
・図書館員のマクビーさん
・メリウェザー館長
あらすじ
ある日、図書館にライオンが入ってきました。
図書館の中をゆっくりと歩き回り、匂いを嗅いだり、本棚に立て髪を擦り付けたり。その後は、絵本の部屋で気持ちよさそうに寝てしまいます。
図書館員のマクビーさんはビックリして、館長のメリウェザーさんへ報告に行きますが、決まりを守っているならそのままにしておくようにと言って、気にする様子はありません。
ライオンは絵本の読み聞かせが気に入ったようでしたが、その時間が終わってしまうと、もっと聞きたいと大きな声で吠えてしまいます。
その声を聞いたメリウェザーさんはライオンに注意をし、静かにできるならまたきても良いと告げます。
そうしたことがあってから、ライオンはメリウェザーさんや図書館に来る人たちのお手伝いをするようになりました。
みんなは次第にライオンがいることに感謝をするようになっていきました。
そして、ある日メリウェザーさんがライオンにひとつお手伝いを頼もうとしたその時、大変なことが起こってしまい・・・
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このような、お話です。
ライオンは猛獣なので最初はみんな恐る恐る見守りますが、メリウェザーさんだけはそうした固定観念にとらわれずにライオンと接します。
そうした偏見を持たない姿には心を動かされるものがあります。
ライオンも素直で優しい性格で、言われたことをよく守り、次第にみんなの人気者となっていく姿がなんとも温かい気持ちになります。
後半ではある大きなアクシデントがあり、ライオンは何とか助けを求めようとルールを破ってしまうのですが、その姿が何とも切ない。
偏見を持たずに接すること、他者を思いやる気持ち、ルールをどう守りイレギュラーに対してどうすれば良いのかということを学べる物語です。
最後はとても感動する物語ですので、ぜひ一度お手に取ってみてくださいね。
最後に
ルールはみんなが心地よく過ごすためにあるものですが、ルールにばかり拘ってしまうと反対にうまくいかなくなることもあります。
みんなにとって良い環境が作れているかということを時々振り返らなければならないのかもしれません。
心と心を通わせた人たちが、みんな仲良く安心して過ごせるように、思いやりを持ち、偏見を持たずに暮らしていける社会にする。
この絵本が表現する、そのような柔軟なルールが広がっていくと良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございます
<ご紹介した絵本はこちら>
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