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映画「未成年 続・キューポラのある街」について

お題「わたしの癒やし」

 

 昨日は雨のち曇り。今日は曇りのち晴れ。

 

 今日、ダイサギが比較的近くの電柱に止まっていた。

 その様子は次の写真(2枚)のとおりである。

 このところ、ダイサギばかりが目立つ。

 

 東京オリンピック(1964年10月)開催後の1965年4月、野村孝監督による日活映画「未成年  続・キューポラのある街」が、公開上映された。

 大ヒットした前作(第13回ブルーリボン賞作品賞受賞)から3年後のことであった。監督の浦山桐郎は勿論、前作に登場した多くの俳優陣も代わっている。

名作映画「キューポラのある街」から、あれこれと! - 諦観ブログ日記(6月9日)

 

 本続編映画をザックリ説明すると次のようになる。

 

(1) 映画は、石黒ジュンの友達・金山ヨシエからの手紙「(北朝鮮で)働きながら勉強しています」の話から始まる。

 ジュン役は吉永小百合(当時20歳)のままである。彼女は定時制高校(3年)に通いながら、女工として写真機組立工場で働いている(月給1万5600円)。

 タカユキは中学3年生になり、新聞配達をしながら高校進学を目指している。その他の石黒一家には、10歳の弟・テツハル、3歳児のヨシ坊、父・辰五郎、母・トミがいる。しかし、前作の俳優陣はすべて交代している。

 

(2) ジュンの働く工場では、ジュンの定時制高校同級生のサヨ(笹森みち子)や同僚のユリ子(野川由美子がいる。高校では、ジュンが担任の教師(南田洋子)から社会事業大学受験への激励を受ける。

 ジュンのボーイフレンドの克己(浜田光夫)が仲間4人と新事業を始める。旧友の中島ノブコ/ノン子(日吉順子に代わる西尾三枝子)は国立大受験に落ち、浪人するという。彼女はジュンを社会問題を扱う「高校生の集い」に誘う。

(ジュンとノン子の様子)

 中学校では、タカユキの同級生「アイ子(岡田可愛)/前作はカオリちゃん」が登場。

 

(3) ジュンは金山ヨシエの従兄弟の崔一郎(寺田誠)から、同女の父が癌を患ったため、母・美代(菅井きん)の帰還手伝いを要望される。結局、美代はジュンらの説得もあって、しぶしぶ北鮮帰還に応じる。

 克己の会社が不渡りを出し、克己の仲間からボコボコにされる。そのため、克己はジュンに川口を離れると言う。ジュンはそれを止めるため、社会事業大学()への進学用に貯めていた、預金通帳(金額14万4000円)を克己の借金返済用に差し出す。

 ジュンが進学を夢見た、日本会事業学(社会福祉学部)は1958年に厚労省所管の私立大学(公設民営)として設立。東京原宿にあったのが、1989年に東京・清瀬市に移転。学費は国立大並みで、通信教育科もある(日本社会事業大学)。

 

(4) ジュンは定時制高校を辞め、夜も別の仕事をする決心をする。会社仲間のサエは事務職へ異動、ユリ子は退社してジュンは一人ぽっちになる。ジュンの父は鋳物会社を辞める。

 エンディングに、ジュンが帰校中、登校して来る生徒らを尻目に定時性高校コーラス部の女子らが唄う、作詞/ロバート・バーンズのスコットランド民謡「Auld Lang Syne」(遠い昔/蛍の光)が流れる。

https://www.youtube.com/watch?v=XPYXZCvc3ko&list=RDXPYXZCvc3ko&start_radio=1

https://www.youtube.com/watch?v=xX47kd9L6oc&list=RDxX47kd9L6oc&start_radio=1

https://www.youtube.com/watch?v=YBwsszDpUFI&list=RDYBwsszDpUFI&start_radio=1

 ジュンは、「学校を辞めても働く仕事の中でしっかり勉強する」という思いが募る。そんな中、映画はジュンの顔をアップして終わる。

 

 それにしても、前作は貧しいながらも希望に満ち溢れた明るいエンディングであったのに、続編は希望への暗雲が垂れこめたエンディングとなっている。何ともやるせなく後味の悪い終わり方でなかろうか。

 それは、なぜ、ジュンが卒業年になって中退するのか、又仕事の中で勉強するにしても、これでは将来に向けた大学進学が困難になろう。さらに、夜も働いては体を壊しかねない。このことから思うと、中途半端な暗くなる終わり方であるような気がする。

 

 最後に、以下の時系列写真(11枚)を掲載して、前作「キューポラのある街」で注目した映画のほっこりするワン・シーン(ジュンとヨシエ&ノブコとの友人関係)、の記憶を呼び覚ますことにしたい。

映画の冒頭シーンで、石黒ジュンが金山ヨシエの自転車荷台に乗せてもらって、中学校から帰宅する、微笑ましい様子

中学校の運動場付近で、ジュンが父親の失職により、ヨシエにパチンコのアルバイトを依頼している時の様子

以上、パチンコ屋でのジュンとヨシエの様子

通学路の川土手にて、下校中のジュンとヨシエが物価高騰による修学旅行費積立の増額決定に不満を言い合っている時、ノブコが彼女らを追っかけている様子

中島ノブコの自宅2階にて、ジュンがノブコに勉強を教えた後、窓際で二人が会話をしている様子

通学路の川土手にて、ジュンが父親の仕事が見つかったので、パチンコのアルバイトを辞めると告げた時、これに対し、ヨシエがジュンに北朝鮮に帰ると告げている様子

川口駅にて、北朝鮮に帰還するヨシエを見送る時のジュンとノブコの様子

以上、川口陸橋にて、ジュンとタカユキが列車に乗ったサンキチとの別れに手を振り、その後ラストシーンで、二人が川口駅に向かって一目散で駆けて行く直前の微笑ましい様子

(感動のラストシーン)

 最後の最後に、映画の荒川周辺ロケ地を辿り、今は「キューポラのある街」でなくなった川口市中心地の様子を映し出した、次の比較動画を紹介しておく。

https://www.youtube.com/watch?v=H2zRDf91FsY

https://www.youtube.com/watch?v=I9vGGsho9Fc

 やはり、この「キューポラのある街」は、「白い巨塔」や「ビルマの竪琴」と同様に、日本映画史に残る屈指の傑出した作品だと思わざるを得ない。




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