今日は曇り時々晴れ。
今日も真夏日。おまけに湿度の高い「梅雨の晴れ間」の暑い日が続いている。
昨日は、マスコミが「消えた梅雨前線」(https://nordot.app/1307913484437029440?c=1179248089549373591)を取り沙汰していた。
予報によれば、暑さは今週の金曜まで続き、土曜・日曜日に梅雨前線が北から南下、その後来週には梅雨前線が消えて再び暑くなるそうである。これは気候変動だろうか?
そんな暑い今朝、ジェット旅客機(写真2枚)が飛んでいるのを目撃した。


如何にも暑そうな空の様子である。
ところで、今年は「消えた梅雨前線」と言い、又、2月7日付けNHKで放送された、「消えたコメ21万トン」問題(https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/my-asa/myk20250207.html)と言い、「消えた○○」が目立つ。
これらの言葉は、2025年新語・流行語大賞の候補にノミネートされるだろうか?
- はじめに
- 歌詞を替えたため大ヒットへと繋がった名曲(同曲異名)
- 替え歌により、子供を含む誰もが日常性を感じて歌唱されるようになった名曲
- 歌詞を改変して歌唱されたため、作詞者から訴え提起をされた名曲
- 歌詞の盗作疑惑(酷似)により、自主回収を余儀なくされた歌
- おわりに
はじめに
これまでは、有名な作曲に纏わる類似曲を中心として記事を書いて来たが、今回は作詞に纏わるびっくり話4選を記事にする。
それは、❶同じ曲なのに作詞を変えたため大ヒットへと繋がったこと、❷替え歌が流行ることで老若男女を問わず幅広く世間に周知されたこと、逆に、❸歌詞を改変したことで裁判沙汰になったこと、❹盗作疑惑が指摘されて回収に至ったことである。
それにしても、盗作疑惑などでいつも思うに、まず、その大前提としてヒットする等の有名な名曲の存在は欠かせない。そして、その次がその曲に付けられる作詞である。つまり、名曲の存在無くして、作詞の問題がクローズアップされることはほぼないということである。
それでは、以下で「びっくり話4選」を見てみる。
歌詞を替えたため大ヒットへと繋がった名曲(同曲異名)
グループ・サウンズバンド「ズー・ニー・ヴー」が歌唱している「ひとりの悲しみ」(作詞/阿久悠、作曲・編曲/筒美京平。1970年)という、次の曲がある。
https://www.youtube.com/watch?v=rfY0nJu1rvo
https://www.youtube.com/watch?v=KcFNtBAaM2I
この歌詞は、安保闘争で挫折した青年の孤独を表現したそうである。
ところが、レコードの売れ行きは音楽関係者の思惑と大きく違って芳しくなかった。
そこで、作詞を変え、わかりやすい表現のタイトルや作詞に変更したところ、何とミリオンセラーの大ヒットに繋がったのである。
その曲とは、 ポップシンガー「尾崎紀世彦」さんが歌唱している、次の「また逢う日まで」(作詞/阿久悠、作曲・編曲/筒美京平。1971年)でる。
https://www.youtube.com/watch?v=j4YZ3-gziQw
https://www.youtube.com/watch?v=_TbbQZRrtQw

作詞と歌唱者が違うのみで、作詞者・作曲者・編曲者も元歌と変わりがないのに、まさか、ミリオンセラー曲になるとは、いい意味での「びっくり百栗」である。(>_<)
替え歌により、子供を含む誰もが日常性を感じて歌唱されるようになった名曲
替え歌の一つに、次の「ラブユー貧乏」(歌唱/ロス・プリモス、作詞/高橋英樹・上原尚、作曲/中川博之、編曲/斎藤恒夫。1987年/2023年)という曲がある。
https://www.youtube.com/watch?v=N9PgwvKq-xQ
レコード売上7万枚を記録した替え歌である。この替え歌は子供たちの間で広く歌われていた。
この替え歌の元歌は、次の「ラブユー東京」(歌唱/黒澤明とロス・プリモス、作詞/上原尚、作曲・編曲/中川博之。1966年/昭和41年)である。
https://www.youtube.com/watch?v=E0D6yx-D1ws

レコード売上が当初32.7万枚を記録し、累計売上が通算250万枚にもなった、れっきとした大人の歌うムード歌謡の名曲である。
カラオケで大人が歌うムード歌謡曲が、右も左も解らない子供たちの日常に組み込んだ替え歌として、広く世間に知れ渡って行ったのは、びっくり百栗である。
歌詞を改変して歌唱されたため、作詞者から訴え提起をされた名曲
次の「会いたい」(歌唱/沢田知可子、作詞/沢ちひろ、作曲/財津和夫。1990年)という名曲がある。
https://www.youtube.com/watch?v=bWhE1iTKKhY
https://www.youtube.com/watch?v=A2XZm_VytzA

レコード130万枚売上のミリオンセラーを記録して、ポップ歌手の沢田知可子さんを一躍スターダムへと伸し上げた名曲である。
その後、.沢田知可子さんは、2013年9月バラエティ番組「さんまのSUPERからくりTV」で、作詞を次のように改変して替え歌を披露した。
それは、❶ 「ビルが見える教室で ふたりは机並べて 同じ月日を過ごした」を、「曲が売れた収入で 目黒のマンション手に入れ すぐにバブルはじけた」に、
❷ 「今年も海へ行くって いっぱい映画も観るって約束したじゃない あなた約束したじゃない 会いたい」を、 「カラオケみんなが歌って いっぱいお金入るって 全くウソじゃない 歌手は一銭ももらえない 泣きたい」に、
である。
そして、2014年7月23日、会いたいに英語詞を付けたアルバム発売したのに対し、レコード会社(ヤマハ)はこのアルバムを自主回収した。
2014年11月、作詞者の沢ちひろさんは歌唱者沢田知可子さん&ヤマハに対し、大阪地裁に著作者人格権(同一性保持権)侵害で、慰謝料200万円の損害賠償を請求訴訟を起こしたのである。
2015年7月9日にその訴訟は取り下げられた。
この「会いたい」を作詞した沢ちひろさんには、この歌詞に込める切ない想い出(自己体験)は相当なもので、少しでも歌詞を変えることに拒否反応を起こしたのである。これに対し、作詞を改変した沢田知可子さんは、まさか裁判沙汰になったことに、さぞびっくりしたことであろう。
それは丁度、演歌歌手「森進一」さんの「おふくろさん騒動」のケース(ただし、裁判沙汰ではなく、歌唱禁止宣告)と少し似ている。
歌詞の盗作疑惑(酷似)により、自主回収を余儀なくされた歌
演歌歌手「平浩二」さんが歌唱している、2015年5月に発売の「ぬくもり」(作詞/沢久美、作曲/西つよし)という曲がある。
ところが、この曲の歌詞が、1992年に発売された「Mr.Chirldren」歌唱の「抱きしめたい」(作詞・作曲/桜井和寿。累計レコード売上6万枚、総ストリーム数5000万回)に酷似しているとして、盗作疑惑が浮上した(https://www.youtube.com/watch?v=8BeGx1hiEWo)のである。

ミスチル歌詞「パクリ騒動」 平浩二さんが歌う「ぬくもり」は著作権侵害なのか? - 弁護士ドットコム
これに対して、作詞家の「沢久美」さんは「60歳を超える身にとって知らなかった」と、盗作疑惑を否定した。この弁解については、偶偶似るということがあるのかについて、議論の余地もあろうが、発売レコード会社は謝罪するとともに、発売中のCD商品を回収したということである。
そのため、「Mr.Chirldren」側は裁判沙汰まですることのないほどに、実害がなかったようである。ただし、もし「ぬくもり」が大ヒットしていたなら、対応が異なっていたのかも知れない。
おわりに
名曲に纏わる問題としては、作曲自体に存在するケースが多いも、作詞に関するものがない訳ではない。特に、替え歌に多く見られる。
1991年に「替え唄メドレー」(https://www.youtube.com/watch?v=NXM1g2QlZIY)で、82万枚もの大ヒットをかっ飛ばした、替え歌の第一人者・シンガーソングライターの嘉門タツオ(旧芸名/嘉門達夫)さんも、音楽著作権侵害には注意を払っていたそうである(https://matomehub.jp/modu/page/12588、https://www.youtube.com/watch?v=iLlBWpIkLo8)。

しか~し、大ヒットしたのに、嘉門さんの印税収入がゼロだったとは、驚き桃ノ木山椒の木か。「替え歌」は儲けにはならないようである。ある意味、酷な話。(>_<)