今日は曇り時々晴れ。

(12月25日朝撮影の「モズ吉」くん)
日本全国各地の都市再開発に、巨額の税金を投じて、主に富裕層向けのタワマン建設計画があり、これに対し、公共性や地域住民への恩恵が乏しいとの指摘がなされている。とりわけ、補助割合の多いのは、静岡県富士市・沼津市、秋田県横手市の50%超とのこと(タワマンに公費1兆円 再開発118地区、住民恩恵薄く | 共同通信)。
このタワマン建設問題は、少なくない税金を納付している多くの「庶民」を置いてけぼりにした巨額公費の投入であり、国立大学の授業料の大幅値上げ(東大、東京科学大、一橋大&千葉大等)、東京都心のベンチの撤去や公園の廃止等を含めた、社会的・経済的弱者に優しい又は共存する「公共政策」に影を落とす問題とも関連していそうか(https://toyokeizai.net/articles/-/836959)。
このことは、ある意味、金にならないものは、それが例え住民にとって役に立とうが立つまいが、ポイ捨てしようとする「新自由主義」政策の所産でもあろう。
このように、現在進行形で、相対的には多くない富裕層が生き易く、反面、多くの庶民が生き難い世の中に変わりつつある。
そして、この政策を理論面で宿命的に下支えをしているのが、エコノミストや統計分析家等と称するインテリであろう。
現在日本は、先進主要国中で、エンゲル係数(家計の総消費支出のうち、食糧費が占める割合。理想は20%前後)が、断然トップ高(28%)となっている。
この理由としては、❶高齢化、❷共働き家庭の増加、❸食糧価格の高騰の3要因が挙げられている(主要国のエンゲル係数の推移、https://togetter.com/li/2467141)。
そして、この理由を援護射撃するかのように、「生活レベルの低下(所得水準の差 or生活苦の拡大)というよりも、上記3大要因にある」と宣う統計等分析家(※)もいる(https://president.jp/articles/-/89084)。
しかし、その核心は、先進国中、30年間日本だけが実質賃金ダダ下がりによりもたらされた「経済格差拡大の深化」であろう。エコノミスト等が、多くの庶民の収入が少なくなっているために生活レベルも低下している側面を、捨象するのは片手落ちとしか言いようがない。
というのも、そもそも論として、収入が多ければ、食料価格が多少上がってもエンゲル係数云々を余り論じなくてもよいはずで、このことはエコノミストや富裕層等にとって余り己の身につまされない、所謂「対岸の火事」となろうから。
日本経済の現状と負担率 - 諦観ブログ日記(2024年3月26日)
結局のところ、我が国のエンゲル係数、先進諸国中トップ高の核心理由は、「社会階層二極化による経済格差拡大の深化」に帰着すると考えざるを得ない。
【書評】 中流崩壊 日本のサラリーマンが下層化していく – 浜町SCIインサイト
日本人は「1億総中流」崩壊の深刻さを知らない | 東洋経済オンライン
※ この論者は、日本人の食べ物へのこだわりが、他の先進諸国の人々に比べて高く、それによって食糧価格も高くなると言う傾向度をいうのだろうか。そういうこともあろうが、それは、お金に余裕のある富裕層ならいざ知らず、収入の少ない一般庶民にとって、どれほどの食へのこだわり自由度があると言うのだろう?
最後に、南米チリのシンガーソングライター「Zalo Reyes(ザロ・レイエス)」が歌唱している、次の3曲を紹介して本記事を終える。
❶ 「Un Ramito De Violetas」(1989年/2019年)
https://www.youtube.com/watch?v=zB9mCfZiHT0
https://www.youtube.com/watch?v=BkxKVu5AgXY
https://www.youtube.com/watch?v=RQkQutZCzQk
❷ 「Qué Voy A Hacer Sin Te」
https://www.youtube.com/watch?v=PFLO5HUF2oU
❸ 「Historia de un amor」(邦題/ある恋の物語。1983年/2019年)