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アサヒ飲料、近藤佳代子氏が初の女性社長に。「自分の原点は現場感覚」
米女氏は会長へ
2026年2月24日 08:00
- 2026年2月20日 開催
アサヒ飲料は都内で会見を開き、3月24日付けで代表取締役社長の米女太一氏が会長に、常務執行役員でSCM本部長の近藤佳代子氏が新社長に就任することを発表した。同社初のプロパー(生え抜き)社長であり、女性としても初の社長が誕生する。
アサヒ飲料株式会社が発表した人事(2026年3月24日付)
近藤佳代子(こんどう かよこ)氏
[旧役職]常務執行役員 SCM本部長 兼 国際担当、サステナビリティ関連管掌
[新役職]代表取締役社長
米女太一(よねめ たいち)氏
[旧役職]代表取締役社長
[新役職]会長
会見で米女太一氏は、2020年3月というコロナ禍のタイミングで社長に就任し、さまざまな対応に追われた当時を回想。「未曾有のパンデミック下で、経営は環境の変化のなかにあるということ、社会や生活者、価値観は常に変化していくことを強く感じた」と語った。
事業面では、同社の取り扱い主要6ブランド(三ツ矢、カルピス、ウィルキンソン、ワンダ、十六茶、おいしい水)に注力し、それぞれのブランドの価値向上を図ってきたとし、ペットボトルのラベルレス化や“ボトルtoボトル”の推進など、環境対策にも積極的に取り組んできたことを振り返った。
さらに米女氏は、昨年9月に受けたサイバー攻撃についても言及。「システム障害が発生したなかで一番苦労した部門でありますSCM本部長として物流環境の陣頭指揮を執ってきたのが、ここにおります近藤でございました」とし、「明るくて前向きで信念をしっかり持っている一方で、非常にきめ細やかな心配りをするため、周りからとても慕われている」と、新社長に就任する近藤佳代子氏を紹介した。
近藤佳代子氏は1991年にアサヒ飲料に入社後、営業職、原材料調達部門、コーポレートコミュニケーション部長職を経て、2019年にはアサヒグループホールディングスのサステナビリティ部門のグローバル統括というキャリアを持つ。
当時サステナビリティについてはあまり理解できていなかったというが、「自分にとって大きな転機となり価値観を変える期間だった」と語り、サステナビリティ経営が事業にとって大切なものであることを学んだ5年間だったと振り返った。
2024年にアサヒ飲料に戻って以降は、海外事業、サステナビリティ部門の統括やSCM本部長などを歴任している。
この会見で近藤氏は、自身が今掲げる経営方針として「サステナビリティ経営の強化」「既存事業の進化と発展」「人と組織の力を最大限に引き出すこと」の3つを挙げた。なかでも何より大切にしていることだと語ったのは3つ目。
「いくら素晴らしいビジョンがあったとしても、いくら素晴らしい戦略があっても、それを動かすのは人と組織です。そして成果を目指すのも人と組織だと思っております。私は社員こそが主役であり、トップリーダーが変革をリードし、一人一人の心に火を灯せるリーダーであり続けたいように思っております」と意気込みを見せた。



