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ほっかほっか亭が弁当のカスタマイズサービスを立ち上げた理由
2026年2月10日 14:23
- 2026年2月4日 取材
ほっかほっか亭総本部は、2月1日から自分だけの弁当を注文できる「カスタマイズ弁当」「推し盛弁当」の2サービスを提供している。今回は、マーケティング部 広報担当の村川有佐氏に新サービス提供の背景を伺った。
――まず「カスタマイズ弁当」と「推し盛弁当」の概要を教えていただけますか。
村川氏:カスタマイズ弁当は、既存のお弁当に惣菜を足して、気軽にアレンジできるサービスです。11種類の惣菜から選べるサービスになっています。
もう一方の推し盛弁当は、全てゼロから選ぶフルオーダーのお弁当です。こちらはベースのご飯のサイズを選んでいただいて、惣菜を17種類から好きなだけ(1種類につき上限5個まで)盛っていただけるというサービスになっています。
――そもそも、なぜカスタマイズできるようにしようという発想が生まれたのでしょうか?
村川氏:若い方の認知度や購買経験率が低いという課題があるなか、2024年に武庫川女子大さんと行なった産学プロジェクトで若年層を取り込むための施策を検討していたところ、「自分だけのオリジナルの弁当が欲しい」というような声が出てきて、それをきっかけに弁当のパーソナライズ化に注目し、トライアル販売を実施することにしました。
――トライアル販売での反響はいかがでしたか。
村川氏:ポジティブな変化で言うと、SNSやアプリを活用して情報発信していたこともあり、店舗の方からは今まで接点が少なかった20代を中心としたお客さまが増えたというようなことは聞いています。また、お弁当にプラス1品というような形になるので、客単価が上がるというのもポジティブな変化です。ただ、客単価を上げるというよりも、カスタマイズできるワクワク感という体験価値の提供が一番の狙いでした。
課題の面では、モバイルオーダー限定だと注文までのハードルがあるというところもあり、店頭でも注文可能なカスタマイズ弁当と、モバイルオーダー限定の推し盛弁当の2つのサービスに派生した形です。推し盛弁当では、ゼロから選んでいく形なので、レジ前に立って選ぼうとすると迷ってしまうところもありますし、注文の聞き間違えを防ぐという意図もあり、モバイルオーダー限定としました。
――完全に自由となると、逆に決めきれなくなり、注文を躊躇する人もいそうですが。
村川氏:おっしゃる通りで、2月のメニューにはこういうカスタマイズができますよ、という事例を載せたり、これからになりますが、インフルエンサー考案のカスタマイズ弁当や推し盛弁当を注文できるようにしたり、できあがりの形をイメージしやすいような施策をいろいろと展開していこうと思っています。
2月2日からはアプリ上で「カスタマイズ弁当そっくりさん大発見キャンペーン」を展開しています。惣菜を3品以上プラスしたカスタマイズ弁当を注文すると、同じ組み合わせで注文した人がいると、翌週に「そっくりさん大発見!」という通知とともにアプリクーポンがもらえるというもので、そういった楽しさが感じられる施策になっています。
――実際にサービスを立ち上げられての手応えはいかがでしょうか。課題や展望についても教えてください。
村川氏:ほっかほっか亭は2026年に50周年を迎えるのですが、おいしいお弁当、温かいお弁当というこれまでお届けしてきた価値に加え、楽しさをお届けしたいという思いで今回このサービスをリリースしたところもあります。その楽しさが伝わり、来店のきっかけになればいいと思っています。
課題としては、やはりまだまだスタートしたばかりのサービスなので、認知度はまだ足りていません。アプリ会員になってみようかなと思えるような施策をいろいろと展開していけたらな、と思っています。
――最後に読者に一言お願いします。
村川氏:実際に頼んでみないとイメージしづらいかもしれませんが、カスタマイズ弁当を活用すれば、毎日違うお弁当が食べられます。おかずが1品、2品違うだけで大きく印象が変わります。毎日食べられる方もいらっしゃるので、食べ飽きずないようにお弁当をお届けできます。推し盛弁当では、唯一無二のお弁当を作れます。
カスタマイズ弁当はお弁当自体のモノ消費、推し盛弁当は選ぶという体験のコト消費というイメージです。日常使いとちょっとした贅沢みたいな感じで気分によって使い分けていただけたらな、と思っています。
推し盛弁当は盛り付けマニュアルがない商品になります。同じ構成で頼んでも、お店によって、人によって盛り付け方が異なってきます。頼むときのワクワク、開けるまでのワクワク、食べるときのワクワクの3段階で楽しめます。
本当に自由に選べるので、“引き算の弁当”も作れます。メニューに載っている普通の弁当のこれがいらない、みたいなこともたまにあるかもしれません。好き嫌いやアレルギーといった理由で食べられない具材があるかもしれません。そんなニーズにも柔軟に対応できるサービスになっていますので、ぜひ一度使ってみて欲しいですね。
――ありがとうございました。今後の展開にも期待しています。








