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サントリー、国内バーテンダー“プロ技職人”の頂点を選ぶ「ザ・バーテンダーアワード2025」を開催
2025年10月30日 13:07
- 2025年10月28日 開催
サントリーはカクテル・コンペティション「サントリー ザ・バーテンダーアワード2025」を10月28日に開催した。
昨年までは「サントリー ザ・カクテルアワード」として開催されていたもので、今年からは「サントリー ザ・バーテンダーアワード」に名称が変更された。1994年から開催されてきた伝統あるコンペは31回目の今回からはコンセプトを刷新し、“カクテル”とそれを生み出す“バーテンダーの魅力”に焦点を当てて行なわれた。
応募したバーテンダーは、8月下旬の書類審査、9月29日に行なわれたセミファイナルで8名までに絞られた。当日はテーマに沿ったカクテルを創作するファーストステージ、店舗と同じようなシチュエーションで接客して対応力を審査するセカンドステージを勝ち抜いた1名に栄誉が贈られた。
「サントリー ザ・バーテンダーアワード2025」ファイナリスト
氏名/都道府県/勤務先:
・小坂駿/東京都/Quarter Room
・土田勇人/神奈川県/客船 飛鳥II
・若林将太/神奈川県/N-BAR
・浅野陽亮/京都府/The Ritz-Carlton,Kyoto The Bar
・山下和輝/京都府/Grace Note
・島直右/大阪府/Cocktail Bar Hedonist
・常岡大祐/大阪府/alcobareno
・古瀬則彦/大阪府/Zentis Osaka UPSTAIRZ
※敬称略、勤務先は応募時のもの
ファーストステージはカクテル創作審査
ファーストステージは「あなたが世界に伝えたい日本発のカクテル」 をテーマに、それぞれが創作したカクテルを持ち時間6分以内に完成させるという内容。そして、ただ作るだけでなく、用いた材料やレシピ、イメージした世界をストーリー性豊かにプレゼンテーションすることも求められた。また、同社のジン「ROKU〈六〉」、ウオツカ「HAKU〈白〉」、リキュール「KANÁDE〈奏〉」、ウイスキー「碧Ao」から1品以上を使うというルールが設定されていた。
セカンドステージに進めるのは3名のみということで、土田勇人さん、若林将太さん、島直右さんが壇上に残った。
土田さんの作品「UCHIMIZU」は、来客前に庭園に水をまく“打ち水”が日本のおもてなしの心を象徴しているとして、六をベースにウエルカムドリンクとして創作した。
若林さんの作品「鳳鳴」は、Aoをベースに奏(桜)の香りと茶葉で彩りを加えたカクテル。鳳凰は古来より平和と繁栄の象徴であり、吉報を告げるその声をイメージして名付けた。
島さんの作品「Shiki」は、六をベースに奏(桜/柚子)や玉露アロマコーディアルで日本の四季を表現した。最後に足す秋を感じさせる赤山椒オイルは日本の国旗も表している。
セカンドステージはバーテンダーとしての“対応力”を審査
セカンドステージの課題は、仕事の独立、海外赴任、プロポーズといった新しいチャレンジに向けて一歩を踏み出す客に対して“背中を押す一杯”を提供するというもの。15分という持ち時間の間に会話を通じてニーズをくみ取り、見合うオリジナルカクテルを提供する。ちなみにセカンドステージの名称「Yatte Minahare」は、サントリーの創業者である鳥井信治郎の口癖「やってみなはれ」から付けたものだ。
普段の店舗とは勝手が違う上に大勢の視線が注がれる中でありながらも、3名ともさすがと言える実力でカクテルを作り上げていた。要望に対する答えを瞬時にイメージして作業に取り掛かれるのも、ひたむきにバーテンダーとして取り組んでいる成果であると感じた。そのようなプロフェッショナルの中を勝ち抜いたのが若林さんで、優勝者としてその名を刻んだ。
結果発表とプレゼンターを務めた執行役員 スピリッツ本部長の塚原大輔氏は「若林さんはファーストステージ審査で群を抜いており、2名がセカンドステージで猛追したが及びませんでした」と振り返った。
最後にサントリー流の乾杯音頭を紹介する。同社では「乾杯!」ではなく、「スコール!」の掛け声で杯を傾ける。ヴァイキングが使っていた言葉だそうで、成功や必勝祈願の意味があるとのこと。



















