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江崎グリコ「ポッキーチョコレート」と「ポッキー極細」をリニューアル。カカオ風味が増した新ポッキーも試食してみた
2025年8月21日 07:00
- 2025年9月2日 発売
江崎グリコは「ポッキー」の主力商品である赤い箱の「ポッキーチョコレート」と「ポッキー極細」をリニューアルし、9月2日に発売する。都内で行なわれた発表会では、マーケティング担当者と開発担当者がリニューアルに際しての取り組みを説明した。
価格はオープンだが「ポッキーチョコレート」「ポッキー極細」の想定価格は現行の203円から220円に、「ポッキーチョコレート<8袋>」は358円から384円(いずれも税別)に若干アップする。
チョコレートを食べやすくするために誕生した「ポッキー」
最初にPockyマーケティンググループのマネージャーである三浦啓吾氏が登壇し、ポッキーの誕生や派生製品について説明した。ポッキーが誕生したのは1966年のことで、当初は「チョコテック」という名称で販売されていたが、食べるときの「ポッキン」という軽やかな音から「ポッキー」に名称を変更した。一部がチョコレートでコーティングされていない“持ち手”部分がある特徴的な形状は、チョコレートが手に付くことを防ぐための工夫から生まれたもので、現在は立体商標としても登録されている。1971年には「アーモンドポッキー」、1976年には「イチゴポッキー」が発売されるなど、商品の多角化の歴史も紹介した。
時代に沿うコンセプトにして製法や素材も見直す
リニューアルの概要については、Pockyマーケティンググループの鈴木葵氏が説明した。「シェアハピネス」というスローガンのもと、人と人とのつながりを大切にするブランド活動を行なってきたポッキーは、発売から60年目を迎えるにあたり、10年ぶりの大規模リニューアルを実施する。リニューアルの背景にはコンセプトの「シェアハピネス」の概念を見直し、従来の“瞬間的な楽しさを共有する”から、“より持続的で、異なる背景や世代を超えて深いつながりを生み出す”に転換する。また、消費者の安心・安全志向の高まりに応えるため素材選びにもこだわり、産地にも着目した香り豊かなカカオの使用、チョコレートを引き立てるプレッツェルの配合見直しを挙げた。加えて、ショートニングや膨張剤、着色料などを原材料から除き、よりシンプルな設計になっていることを説明した。
パッケージデザインについては、ポッキーの認知されたイメージを守りながら、より気兼ねなくシェアしてもらえるような表現にしたとのこと。リニューアル後のポッキーは、国内展開後、来年度以降は海外にも順次展開していく予定。
原料や製法にこだわり、よりチョコレートの風味を強調
味や製法などの詳細については、Pocky商品開発グループの鋤本浩司氏が説明した。リニューアルの主なポイントとしては「カカオの風味が際立つチョコレート」「チョコレートを引き立てる香ばしいプレッツェル」「シンプルな設計」の3点を挙げた。
カカオ豆については、30種類以上の中から厳選し、ペルーのアマゾン流域にある農園まで足を運び、今回の製品の原材料の一つに選んでいる。チョコレートの製造工程では、リファイニング(粒子を細かくする工程)やコンチング(風味を形成する工程)においても検証を重ねて改良し、「追いマス製法」を採用することで、カカオの香りを残す工夫を紹介した。追いマス製法は、「ポッキーカカオ60%」でも使われている。
プレッツェルについては、従来の強力粉だけでなく、粗挽き小麦と全粒粉を使用し、2種類の砂糖や発酵バター(ポッキーチョコレートのみ使用)を用いることで風味を向上させている。また、添加物を最小限に抑えたシンプルな設計になっていることも強調した。























