「ドーミーイン成分が足りないのではないだろうか?」
ふと、電撃的にこの考えが脳裏をよぎった。
京大卒の「元ニート」phaさんの以下の記事を読むと、自信が確信に変わった。
私はビジネスホテルの中でも、特に「ルートイン」と「ドーミーイン」が好きだ。
どっちも大浴場があって、朝食バイキングがうまいという、それだけの理由だ。
他と1000円ぐらいの差だったら、「ルートイン」か「ドーミーイン」かなってのが、私の中での評価である。
で、過去の記録をさかのぼってみると、私が最後にドーミーインに行ったのが2020年だったのですね。
そりゃあ「ドーミーイン成分」も足りなくなるわけだ。
あんときはコロナ禍で、朝食付きで1泊5000円と格安に泊まれて夢のような日々だった。
しかし、当時5000円で泊まれた網走のドーミーインも、今は土曜だと15000円ぐらいするのね。
じゃあ、隣町の北見だったらどうなんだと調べてみたら10000円ちょっとと、網走より安かったので、「なら、これでいいか」と「ドーミーイン」だけのために北見に行くことにしたのでありました。

ドーミーインとは全く関係がないのですが、最近、また謎の体調不良で、北見に行く前の朝ランは絶不調でありました。
どこも痛くないのだが、とにかくダルくて力が出ない。
でもって、ペースの割には心拍も高く、次の日曜の「釧路湿原マラソン」に向けて大いに不安を残す内容となりました。
うーん、オーバートレーニングと体調不良を繰り返す最近の私は、学習機能のないバカなんじゃないのか。

そんなネガティブな気持ちで、北見行きのバスに乗り込みます。
バスはガラガラで、釧路を出るときは、たったの3人の乗客でスタートしました。

バスの中はWifiも完備しているので、スマホいじっててもいいんだが、こういうときじゃないと、紙の本をじっくり読む機会はないので、図書館で借りた本をむさぼり読みます。
なんとなく気分的に「鬱の本」ってのがしっくり来るかなあと思って借りてみたけど、いい意味でサラッとしていていいですね。
鬱のことを書いてある割には、ドロドロとした鬱っぽさが感じられない。
無理に「元気出せよ」と語りかけるのではなく、「嵐は過ぎ去るんだから、そのままほっておこう」という気分にさせてくれるところがよかった。
私は自分で運転するよりも、こういうバスやJRで、本を読みながらの「内省タイム」が好きだ。

3時間ぐらいで北見着。
こんくらいの移動時間が「長過ぎず短すぎず」で、ちょうどいいですな。
北見は今まであんまり行ったことがなかったが、意外とちょうどいい距離感のマチかもしれない。
釧路はこの時期、実業団陸上チームなどの合宿が盛んなのであるが、北見も結構合宿が行われているのね。
自転車競技の合宿が多いのが目についたが、この辺、そんなに自転車向きの走りやすい道が存在していたかしら?
今度はロードバイクで北見に行くのもいいかなあと、思ったりしたのでありました。
この日は、北見市街地でお祭りや花火大会があり、街中はかなり混雑していたが、今日の私の目的は「ドーミーインに泊まる」ことであったので、そんなものはガン無視。
お酒は飲めないし、知らない土地での外食もあんまり好きではないので、コンビニで豪遊して、部屋のなかでモソモソと食べていたのでありました。
多分こういうところが、私が一人旅を好むというか「他人と旅ができない」大部分の理由であると思う。
基本「観光」や「人の集まる祭事」が嫌いなのですよね。

風呂に入ってサッパリした後は、ドーミーイン名物の「夜鳴きそば」。
最近のラーメンは1000円を超えるものもあり、こってり高級志向になりつつあるような気がするが、こういう素朴なもので十分なのですよ。
ふー、満足満足。
ごちそうさまでした。
さっさと寝て、次の日は「早朝旅ラン」を決め込もうと思ったが、先に書いた通り体調はイマイチ。
5時ににょきっと起きて、朝風呂を満喫します。

そして、お楽しみの「朝食バイキング」。
私が旅に求めているものは、「朝風呂」と「朝食バイキング」であって、それ以外のものは余計なのでございます。
体調イマイチなんで、いつもの50%減ぐらいの食欲であったが、やっぱドーミーインの朝飯はいい。
ごちそうさまでした。
そういや、11月から苦しめられてきた「味覚障害」も自然と治ってきて、8割ぐらい味覚が復活したような。
まあ、「味覚復活」と「変な味覚に対する慣れ」が混じりあってるというのが正直なところだと思うが。
チェックアウトの時間まで、ダラダラ二度寝を決め込もうと思ったが、廊下で掃除機の音が聞こえてくると「早く帰れ」と急き立てられているような気がするんで、サクッと帰ります。

さようなら、ドーミーイン。
一年に一回ぐらいは、こういう贅沢を自分に許してもいいだろう。
「ドーミーイン」は、ただ滞在するだけで心身がリフレッシュされ、ドラクエに出てくる「宿屋」のようなところである。

帰りのバスは、図書館で借りた志茂田景樹の本で締めくくる。
こっちは「鬱の本」とは違って、「元気出せよ」系の本であるが、体育会系の押しつけがましいところがないのがいいね。
体調がイマイチだと、それにつられ、心もどよーんと落ち込んでしまうが、83歳の車いす生活の方から前向きのメッセージが送られると、一歩進んでいこうかなって気になる。
観光もせず、イベントにも行かず、「何のための旅行なんだ?」って思う人もいるかもしれないが、こういう「自分の内面を見つめる」ために、僕は物理的に今いるとこからの距離を置く必要があるのです。
出かける前は「走れない」ことによって、沈んだ気持ちになっていたが、もう現状でまともに走れないものは仕方がない。
休んで体調が戻ればそれでよし、戻らなくてもよし。
最後まで走れればよし、途中で歩いてもよし、棄権してもよし。
目標は低く、来週は「4時間」という制限時間を使いながら、30㎞のコースを遊び倒す気持ちで気楽にやっていきたいと思います。
今度の日曜「釧路湿原マラソン」に参加される皆様、共に楽しみましょう!
さようなら。